2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

了見〜その1

最近、学会方面で(公明党関係のほうではない)生物名を改称する動きがあるようだ。 例えば、日本魚類学会は、「メクラウナギ」という名前を変えるという。わたしはまた頭に「ド」の字でもつけるのかと思ったら、「ホソヌタウナギ」だそうで、ふーん。 悪く…

自己診断〜続き

6. 食べ物へのこだわり これはない。「×」。 7. 言葉の繰り返し たぶんたぶんたぶん、ないないないないないとととととと思う思う思う。思う。思う。 「「××××」」」」」」。。。。。。。。 。。 。 8. 好みの変化 「突然甘い物が好きになるなど好みが大きく…

自己診断

昨日の朝日新聞に「ピック病のチェックリスト(初期〜中期)」というのが載っていた。 ピック病というのは認知症の一種で、万引きなんかをしてしまうらしい。本人には善悪の判断がつかない。 原因は脳の前頭葉、側頭葉の血流低下と萎縮だそうだ。 昔から、血…

温暖化

地球温暖化という話があって、字面だけ見ると、ポカポカしていいじゃないか、と思う。 暖房いらなくなるしネ、インフルエンザやなんか冬の流行り病いも減るだろう。シベリアあたりでもスイカを食える。 山は雪崩れまくって大変かもしれないが、行かなければ…

甚兵衛さん〜その3

わたしは甚兵衛さんに憧れていて、ああいう人間になれたらなあ、と思うのだが、一方でとても無理だ、ということもわかっている。 欲得ずくなところがわたしにはあるし、何より、優越感を味わいたいという卑しい根性がある。 甚兵衛さんのような人間には、努…

甚兵衛さん〜その2

甚兵衛さんは、何かに欠ける。いや、持たずに済んでいる、というべきか。 まわりから愛され、ある種の福をもたらす人でもある。 腹の減った甚兵衛さんが向かいの家に金を借りにいく。 「こんちわぁ」 「おや、これは。おあがり。今日、仕事休みかい?」 「え…

甚兵衛さん〜その1

前の小泉内閣は、「頑張った人が報われる社会」というスローガンを掲げていた。 頑張らにゃならんのか、はああ、と、わたしなんぞは困ったような心持ちになったものである。 でもって、安倍内閣に代わると、今度は「再チャレンジ」などと言い出した。 チャレ…

死後の世界

死ぬことについてはあまり興味がないのだが、いろいろと死んだ後の世界のことを想像してみるのは好きである。 面白半分というより、面白全部の興味であって、真相なんぞどうでもよい。こうかな、ああかな、とあれこれ考えてみるのが好きなのだ。まあ、いつも…

死について

最新の霊方面の研究によると、日本人は死んだ後、魂が九州に向かうらしい、とわかってきたそうだ。 しご(肥後)熊本、なんツって。 ……ダメだね。わたしにもダジャレ脳の恐怖が迫ってきたようだ。 どういうわけか、死んだ後のことがとんと気にならず、なるよ…

見方・距離の取り方

金原亭馬生(十代目)の「風呂敷」(「NHK落語名人選95 - 十代目金原亭馬生 風呂敷/幾代餅」、ポリドール、ASIN:B00005FMF0)にこんなセリフがある。 おかみさんが亭主のやきもち焼きのひどさを、長屋の兄ぃに訴える場面。 妬くどこじゃないのよォ〜。この…

ツリ目的

バレンタインデーのときの話だが、「産む機械」発言でしくじった柳沢厚労相に、巨大なチョコレートを送った人達がいた。 チョコレートにはホワイトチョコか何かで、こんなセリフが記してあった。 素直に辞めるアナタが好き ・asahi.com - 「素直に辞めるアナ…

かれかのじょ

さて、故人の欠席裁判だが、終わったことだから、話し手の都合のいいように語れるのだが、そこはそれ、この間まで“そこにいた人”だ。 褒めるにせよ、けなすにせよ、言う側、聞く側に、何か“気”が残る。 「戦前にはブシドーというものがあって、それはもうよ…

正体見たりして

しかしそれでは話が終わってしまうので、わたしの思いつきを書いておく。ちょっと長くなるかもしれません。 「昔はよかった」という類の話がある。同じ伝で、「昔の人は立派だった」というのもある。 返す刀で、今の時代はなっとらん、とか、最近の若いやつ…

幽霊の

生まれてこの方、幽霊を見たことがない。 もっとも、それはこちらが幽霊を、足がなくてゆらゆら空中に浮いているもの、と決めてかかっているからそう思うのであって、意外と幽霊なんてのは普通の格好をして、そこいらを歩いているものなのかもしれない。 案…

真実とは何か

もっと不思議なのは、江戸町奉行・遠山左衛門尉景元様が金さんと称して遊び歩いている、といういかにもオモシロそうな噂が江戸市中に広まらないことだ。 悪人どもは、毎週、市中引き回しのうえ打ち首獄門になるから、ま、噂を広める暇もない。しかし、被害者…

遠山の金さん

テレビで「遠山の金さん」をやっているそうだが、見たことはない。相変わらず、毎週、桜吹雪を見せびらかしているのだろうか。 主演は松平健。「遠山の金さん」はテレビの時代劇スターなら一度は通る道なのかもしれない。 Wikipediaを見ると、「遠山の金さん…

110番

「ぼけ110番」というのがあるんだそうで、たぶん、痴呆症の老人を持つ家族が電話するものなのだろう。 40年生きてきた経験に照らし合わせると、そういうことになるのであるが――。 相談者「もしもし」 110番「はい。どうされました」 相談者「うちのおじいち…

愛は勝つのか馬鹿なのか

昨日の日記に載せたこの絵だが、あらためて見ると、強烈である。 江戸時代、不義密通により公衆にさらされる男女『日本の礼儀と習慣のスケッチ』より、1867年出版 不倫 - Wikipediaより 見せしめ。さらしもの。 江戸時代の不義密通というのは、大変なことだ…

間男

不倫の前は何と呼んでいたかというと、浮気だ。この言葉はまだ使っている。あんまり学校じゃ教えないが。 その前はというと、今では落語くらいでしか聞かないが、間男である。間女という言い方はたぶん、ない。男が圧倒的に手前勝手にできる時代だったからか…

イメージに踊る

不倫という言葉がいつから広まったのか、きちんと調べたわけではないけれども、1983年のテレビドラマ「金曜の妻たちへ」あたりかららしい。 当時生まれた子供達は今、二十代前半か……。軽く気が遠くなる。 不倫、ねえ。 よく「いつも恋していたい」とか、「い…

大相撲とサイババ

週刊現代の八百長報道は、あれはあれでいい。 記事の真偽はともかく、大相撲の世界は閉鎖的だから、たまにああいう形で外から緊張感をもたらすのはいいことだと思う。 ただ、まわりまで一緒になって「けしからん!」、「真剣勝負しろ!」、「バカタレが!」…

八百長

朝青龍の取り組みが八百長だ、と週刊現代が書き立てて、日本相撲協会が訴訟する、と息巻いている。 広辞苑で「八百長」を引いてみた。 やお-ちょうヤホチヤウ【八百長】(明治初年、通称八百長という八百屋が、相撲の年寄某との碁の手合せで、常に一勝一敗に…

思いついたが

……とまで書いて、用事があったので電車に乗ったら、こんなのを思いついた。 童謡「ふしぎなポケット」の替え歌 ♪空気(く〜き)の中には風邪菌がひとつ 咳(せ〜き)をす〜ると風邪菌がふたつ もひとつ咳して風邪菌はみっつ 咳をするたび風邪菌はふえる そ〜…

悪魔の広告

最近の電車は、ドアの上のところに液晶モニターのついているものが多い。 次の駅名や、各駅までの所要時間、運行情報などのほか、広告、ニュース、天気予報、はては星占いまで表示されて、わたしの今日のラッキーカラーがピンクであることを頼みもしないのに…

三平さんの思い出

相変わらず、携帯音楽プレーヤーで落語をよく聞いている。 先日、電車の中で立川談志の「三平さんの思い出」を聞いていた。 昭和55年(1980年)に林家三平が急死した直後に、寄席で談志が即興でやったものだという。 三平の生前、談志は三平のことをケナして…

この日記でも何度か書いた覚えがあるが、わたしはアニメと少女漫画が苦手で、特に縦長の巨大な黒目(青目だったりもするようだが)にキラキラお星様、というのが奇怪に見えてしょうがない。 「少なくとも地球上の生物ではなさそうだな」と思う。 他の人があ…

照れ

照れ、という感情、現象はなかなか興味深くて、ありゃあ、何なのか、と思う。 別の言葉で言うと、きまりが悪い、はにかむ、気恥ずかしい、といったところだと思うが、単純に恥ずかしいというのとはまた違う。 例えば、道でいきなりすっ転んで恥ずかしい、と…

もっと落とす

ま、しかし、世の中、上には上がいるもので、山下洋輔の昔のエッセイにこんな一節がある。あるシンバル奏者が――。 シンバルの出番の数10小節前(そこはまだppだった)に立ち上がってかまえた途端、手に持った皮紐が切れるというこの上ない不運に出くわした。…

物を落とす

わたしは不器用で――なのか、たるんでいるせいかわからないが、手に持っているもの、つかもうとしたものをよく落っことす。 飯を食っていて箸やフォークを落っことす、なんていうのは日常茶飯事で(文字通りだ)、飯屋で店のオネエサンに代えてもらうよう頼む…

ピタハリスーツ

しかし、この手の問題って、なかなかカンタンにはいかんのよね。 えー、いささか逃げ腰で書いているわけでありますが、かつまた、消防隊員を見習って脱出路を先に確保しておくわけでありますが、まあ、程度問題ではあります。 程度問題ではありますが、どう…