2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本国紀 気持ちよくなりたい人のための歴史

百田尚樹の「日本国紀」を読んだ。文庫本版のほうである。 [新版]日本国紀<上> (幻冬舎文庫) 作者:百田尚樹 幻冬舎 Amazon [新版]日本国紀<下> (幻冬舎文庫) 作者:百田尚樹 幻冬舎 Amazon 何のきっかけだったか忘れたが、Amazonの読者レビューを見た…

70歳を過ぎてから監督として花開いたクリント・イーストウッド

クリント・イーストウッド監督の「ブラッド・ワーク」を見た。 ブラッド・ワーク (字幕版) クリント・イーストウッド Amazon 2002年の作品である。心臓移植を受けた元FBI捜査官が強盗事件の犯人探しをするうちに、実は事件は自分の心臓移植が関係しているこ…

末端の人々

朝早くに家を出て駅に行くと、駅前で日本共産党がビラを配っていた。70代とおぼしき爺さんと婆さんである。 この人たちは今でも共産党のために活動しているのだなー、どういう人生を歩んできたのだろうか、などとぼんやり思った。 70代だとすると、いわゆる…

動物感動物語への違和感

YouTubeでこんな動画がレコメンドされて、見てみた。 youtu.be おれはこの手の(野生)動物感動物語にどうも抵抗がある。人間と野生動物の心の交流みたいなことはまあ、タッチングだが、野生動物をペットみたいな目線で見るところに違和感を覚えてしまう。 …

志ん生を聞いてほしい

おれは古今亭志ん生が好きで、よく昔の録音を聞く。 志ん生は昭和二十年代から三十年代に活躍した落語家で、息子は金原亭馬生と古今亭志ん朝である。驚くほどのネタ数を誇るが、人情噺より滑稽噺が得意で、まあ、この滑稽噺の破壊力ったらない。同時代の桂文…