2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

鳥たちの沈黙

土曜日の夜に自転車でケンタッキーフライドチキンの前を通ったら、店の外まで列ができていた。そのときふと思ったのだが、この数日に向けて世界中で何億のニワトリや七面鳥がつぶされたのだろうか。鳥の死因として「クリスマス」は相当に高位なんではないか…

自転車は人を馬鹿にする

「自転車は人を馬鹿にする」と言ったって、もちろん、自転車が人間に向かって「バーカ!」などと見下した態度をとるわけではない。 相変わらずの自転車生活で、前にも書いたが、ひどい自転車乗りが多い。 やたらと見かけるのが信号無視で、赤でもクルマが来…

「と」問題

宮沢章夫が、エッセイのタイトルで3つの言葉を「と」で結ぶと何となくいい感じになる、と書いていて、こんな例を挙げている。 旅と、荷物と、温泉と なるほど、何かいい感じである。荷物を持って温泉に旅行した、というだけのことしか言っていないのだが。 …

講談と落語の違い

少し前に亡くなった立川談志の落語を音楽プレーヤーに入れて時々聞く。 落語ももちろんいいのだが、談志のやる講談がまたいいのである。「ひとり会」として出ているCDに何本か収められており、「慶安太平記」「ねずみ小僧」「小猿七之助」あたりがおれのおす…

ずっと謝っている人

脳の回路が変なふうにつながっているのか、急に妙なことを思い出し、妙なことを思って、可笑しくなることがある。 京都の京阪三条の近くに高山彦九郎の大きな銅像がある。どんなエピソードに基づくのかは忘れたが、高山彦九郎の銅像は土下座している。銅像だ…