2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧
朝、ネバネバ糸を引く納豆飯をワシワシ食いながら、ふと思った。 「納豆菌が突然変異で大増殖を始めたら、世界はどうなるであろうか?」 頭の奥にはJ.G.バラードのSF小説「結晶世界」があった。 「結晶世界」はあらゆるものが文字どおり結晶化していく世界の…
先週に続いてアナキズムの話。 アナキズムの理想とする世界について歌った有名な曲がある。ジョン・レノンの「イマジン」だ。 Imagine there's no countriesIt isn't hard to doNothing to kill or die forAnd no religion, tooImagine all the peopleLiving…
アナキズム入門 (ちくま新書1245)作者: 森元斎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2017/03/06メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る 森元斎の「アナキズム入門」を読んだ。5人のアナキスト、プルードン、バクーニン、クロポトキン、ルクリュ、マフ…
先週に続いて水滸伝の話。 おれが水滸伝を好きなのは、その明るさ、楽天性のゆえもある。 もちろん、水滸伝は長い、長い物語だから、中には暗い話や陰惨な話もある。主人公達(林冲、宋江、武松……)が人に陥れられたり、裏切られたりもする。しかし、基調は…
松枝茂夫編訳の「岩波少年文庫 水滸伝」を読んだ。 読み進めるうちに、「ああ、子どもの頃に読んだ水滸伝はこれだったのだな」と気がついた。小学生だったか、中学生だったか、市の図書館で借りて、とても面白く、夢中になって読んだことを思い出した。 おれ…