2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧
ひねくれた書きようをしてしまって、「青い山脈」に申し訳ない。 フォローするわけではないが、西條八十先生によるこの歌詞、学校教育的な今となってはそらぞらしい健全さがにおうのはもっぱら一題目である。 二題目以降は、じんわり路線で、古格もあり、よ…
寝っ転がって鼻毛を抜いていて、ふと「青い山脈」の歌が頭に浮かんだ。 「若く明るい歌声に 雪崩は消える 花も咲く」という、温暖化の原因がCO2ばかりではないことを歌い上げた歌である。 なぜそんなものが頭の中で鳴り出したのか、自分でもわからない。脳の…
落語の会に行くと、たいてい、「開口一番」と称して、最初に前座さんが出てくる。 遅れてくるお客さんもいるし、一種のウォーミングアップの意味もあるのだろう。何より、入門してそれほど時が経っていない前座さんにとって、客の前で話すのは大きな経験にな…
一昨日、洋楽の邦題について書いた(id:yinamoto:20081027)。 今もないことはないのだろうが、80年代頃までの洋楽には、日本のレコード会社がしばしば邦題をつけた。 いいものもあれば、ちょっとどうよ、というものも結構あったように思う(ちょっとどうよ…
甘い物はあまり好きではないのだが、時折、妙に食べたくなることがある。 先日の夜、急にそんな状態になって、ポッキーを買って食べた。何だか恥ずかしい。 でもって、つらつらとパッケージを眺めてみると、あれ、一箱で約300kcalあるそうだ。 成人男性の1日…
ポール・マッカートニーの1984年のヒット曲に「No More Lonely Nights」というのがある。 ポールらしいメロディ・センスで、好きな曲のひとつだ。 こういう曲である(関係ないが、歌が始まるまで1分以上映像のみ、というプロモーション・ビデオも珍しいので…
今日はわたしの好き嫌いにのみ基づいて書く。抗議や反対意見は一切受け付けない(本当に抗議されたら、即座に謝るであろうが)。 また、いささか下卑た内容になると思うが、責任は一にわたしにあると断っておく。 このブログの下のほうに、Amazonの商品が2点…
コスプレというのは、あれは何か、見る側(というか、おれ)を困った心持ちにさせる。 もし、どこかの部長さんが、「ワシは実はバレリーナになりたかったのだ!」と、ある日突然、白鳥の湖の格好で出社したら、まわりは随分と困るだろう。 それと同じで、や…
テレビはあまり見ないのだが、新聞のテレビ欄は好きで、今、どういう人が話題になっているのかは“文字情報”として知っている。 エドはるみ、世界のナベアツ、鼠先輩、この3人には共通点があるようだ。 ある程度年を食ってから急に売れたこと、それから全然面…
小林秀雄の講演CDを聞いて以来(id:yinamoto:20081014)、ポツポツと小林秀雄を読んでいる。 大昔に、一応は読んでおくべきものなのではないか、などという腰の抜けた動機で読んだ頃は、何言ってんだかよくわからなかった。さして面白いとも感じなかった。 …
昨日に続いて、襲名の話。といっても、内容は続いていない。 襲名が日本独特の行為なのかどうか知らないが、あまり他の国の話として聞いた覚えがない。 フランスで、ルイ何世、なんていう王様が続いた時代があるようだけれども、あれも襲名という感覚だった…
先週、桂小米朝改め桂米團治襲名披露公演に行ってきた。 口上には、師匠であり、父である桂米朝師匠も並んだ。御年八十を超え、あるいは春の骨折の影響もあるのか、正座するだけでも大儀そうだった。 しかし、自らの師匠である米團治の名を息子に継がせるこ…
突発的に好奇心に駆られることがあって、昨日がそうだった。 何年か前に、「○○に○○をすると、○○の味になる」という話題が流行ったことがある。 わたしは当時、試してみるほどの興味はわかず、ふーん、と聞き流していた。 でもって、昨日、某所で「プリンに醤…
ビール酒造組合なる団体が、「STOP! 未成年者飲酒」と題して、こんなコピーの広告を出している。 飲みたがる 10代は、少ない。 飲ませたがる オトナが、 実は多い。 コピーの様式に酔っちゃってるんじゃないかという感じもあるが(ビールの団体であるし)、…
書店のレジに並ぶと、わたしの前に赤ちゃんをぶら下げた母親がいた。 赤ちゃんは生まれて数ヶ月というところだろうか、何と呼ぶのかわからないが、小舟のような形のキャリーの中で眠っていた。 絵で描くと、こんなふう。弁当売りみたいでもある。 首がすわる…
身体性という言葉がある。 評論や、小理屈を並べ立てるタイプの建築家の文章なんかで、見かける。 意味としては、体を大切にしましょう、と言うと、何だか健康づくり、元気が一番、みたいな話に聞こえてしまうが、ンーと、体から感じ取ることを大切にしまし…
小林秀雄講演 第2巻―信ずることと考えること [新潮CD] (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 2巻)作者: 小林秀雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/01メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 116回この商品を含むブログ (56件) を見る 小林秀雄が晩年に行った講演…
琳派と銘打った展覧会に行くと、たいていは、俵屋宗達〜尾形光琳/尾形乾山兄弟〜酒井抱一、鈴木其一と時代順に並ぶようである。 しかし、わたしの好みもあるのかもしれないが、抱一や其一を並べるのはどうなのだろうか。前の代の人々に比べて、力が格段に落…
東京国立博物館に「大琳派展」を見にいった。 俵屋宗達を見たかったからで、宗達だけで結構な点数が出ており、満足した。 宗達はいい。どんどん好きになっている。 琳派の他の画家が、様式に浸ることで満足しているように見えるなか、宗達だけは絵に独特の生…
昨日、大して深い意味もなく、「まな板の上の鯉」と書いた。 鯉というのはよく見るとなかなか面妖な魚で、あの顔を見るたびに、わたしは“もしかして馬鹿なのではないか?”と思うのだが、東洋ではおめでたい(馬鹿という意味ではない)魚とされているようであ…
今、歯医者に通っているのだが、あの歯医者の椅子に座っている間は、日常生活の中でもかなり特殊な時間のように思う。まな板の上の鯉、という言葉を思い浮かべる。 まな板の上の恋 すみません。 椅子に仰向けとなり、歯医者が何やらコリコリやっている間は何…
数日前に、体重10kg程度の超小型のブタが開発された、という新聞記事があった。 → asahi.com:体重10キロ「ミニミニ豚」 医療実験用に品種改良 これまではペット用のミニブタでも体重20〜40kg程度だったというから、生で見たら相当に小さいのではないか。 …
ほぼ毎日ブログを書いているせいか、あるいは、はてなダイアリーにぶら下がっているせいか、検索を使ってこのページにいらっしゃる方が多いようだ。 無用なことしか書いていないので、アクセスして、すぐ、チッ、と舌打ちとともに立ち去る方も多いだろう。申…
大相撲の八百長騒動の報道を見ると、ヤボチンスキーだなあと思う。 八百長を叩く側は、まるで正義こちらにありというふうだが、一面的で生硬で、物の捉え方が痩せている。 見方が意地悪くて申し訳ないが、あれ、騒いでいるのは大して相撲が好きでない人達で…
なかなかよくできておるなあ、と思ったので、ご紹介。 国立劇場を運営する日本芸術文化振興会が、「文化デジタルライブラリー」なるサイトを持っている。 → 文化デジタルライブラリー 項目によってコンテンツを制作した会社が異なるようで、玉石混淆という感…
清原と桑田を見ていると、時間の流れというものを感じる。 わたしは清原、桑田とほぼ同年代で、特にファンというわけではなかったが、あれだけの選手であるから、折々、目にはしてきた。 マスコミを通しての2人のイメージは随分と変わったように思う。 PL学…
今朝の朝日新聞に「寄席の掛け声 ちょっと待った」という記事が載っていた。サブの見出しに「『ブーム』で乱発気味 芸の質落とす心配も」とある。 掛け声が落語の芸の質を落とすかどうかはわからないが(関係ないのではないか)、落語の会に行くと、確かに間…
無用なことばかり考えている。 帆船などの木造船以前の船首には、たいてい像が掲げられている。 Googleの画像検索で「船首像」と検索してみると、いろいろな船首像を見ることができる。 → Google画像「船首像」 ライオンや龍、女神様、なんていうのがメジャ…