2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

駄洒落

この頃、文字を読んだり、言葉を聞いたりすると、ふと駄洒落が思い浮かぶことがある。 たとえば、「通貨」という言葉を見て、「通貨っつーか」などという、しょうもない文句が湧いて出てしまうのだ。 実によくない傾向である。 人生には駄洒落期とでもいうべ…

信念

頭の中でうまくまとまらないままに書く。ぼうっと霞の曖昧ミーマインである。 自分で判断のつかないところもあり、知識に乏しいところもあり、何より考える力と根気の足りないままに書くので、間違っているところや別の意見などあれば、ご教示いただきたい。…

お言葉に対する言葉

天皇と、東京都教育委員で棋士の米長邦雄の園遊会でのやりとり。 米長「日本中の学校で国旗を掲げ、国家を斉唱させることが私の仕事でございます」 天皇「やはり、強制になるということではないことが望ましい」 米長「もうもちろんそう、本当に素晴らしいお…

馬鹿とバカ

時々、ごっちゃにしてしまうこともあるのだが、この日記では一応、馬鹿とバカを区別して使っている。 バカは素晴らしい。人を幸せにする。 しかし、馬鹿はツマラないし、迷惑だ。 イラクで人質になった青年はどうやらバックパッカーのようだ。 推測だが、イ…

スイカ

ニュースを見聞したほとんどの人が思っただろう。新潟で土砂崩れの中にいた子供が生きていたことは、奇跡的だった。 とりあえず助け出された、となると、その後、無事かどうかということがやはり気になる。 2歳の幼児なので、「可愛らしさ」がニュースとして…

日本海リーグ

パ・リーグの正式名称はパシフィック・リーグである。訳すなら、太平洋リーグだ。 楽天とライブドアの新球団が仙台を本拠にすると言っている。 あれがもし新潟や秋田だったら、どうなのだろう。太平洋側にないのだが。 そう考えてから気づいた。ホークスの本…

へりくだる

談志はいつもエラソーに話す。 若い頃は生意気と言われ、生意気と言われない年齢になったら、傲慢と言われるようになった。 本人はよく「傲慢だ、傲慢だ、と言うけど、俺はてめえの傲慢を隠すほど、人が悪くねえってんだ」と言う。 よく言うということは、談…

私は富山で生まれ育った。 住んでいたのは平野部だったが、年によってはかなり雪が積もった。 雪が楽しかったのは雪合戦や雪だるまで遊んでいた小学生くらいまでで、中学に入ると煩わしいものとなった。どんよりと曇った空から降り続く雪は、気を重くする。 …

引っ越し歴

今日も、引っ越し方面の話を書く。 他に、これといって書くこともないのだ。 一昨日、昨日と合わせて、「稲本喜則 引っ越し三部作」とでも呼んでいただきたい。内容は大変に乏しいけれども。 実家以外のところに最初に住んだのは大学に入ったときだ。杉並区…

からむ

引っ越しをする度に感心することがふたつある。 ひとつは、さして広くもない部屋に、よくまあ、これだけ物が入っているものだ、ということである。 引っ越しの前に不要のものを捨てる。 なので、うっかり自分をゴミ捨て場に置き去りにしてしまい、ゴミ回収車…

引っ越し

昨日、引っ越した。 引っ越し好きの人がいるけれど、気持ちはわかる。 古いヌルヌル・ヘチャヘチャ、いわゆるヌルヘチャを捨てて、まっさらでスタートするのが楽しいのだろう。 ヤドカリが貝をとっかえたり、ザリガニが脱皮したりするときも、同じような楽し…

ウヒヒヒヒの続き

何かをクサしているときには、暗い喜びがある。「ウヒヒヒヒ、ザマーミロ」と、陰湿な快感を覚えるのだ。 引きずり落としたり、蹴落としたりすると、自分が相対的に高まって、楽しいのだろう。 しかし、後で読み返すと、ひねこびた自意識が目立って、自分で…

地球って泣くのか?

今日は歩のパワーを炸裂、じゃなくて、負のパワーを炸裂させてみたい。余計な変換をしやがる、このワープロ・ソフトは。 今までにも何度かクサしてきたが、「地球が泣いている」という類の表現を好む人がいる。 地球って、泣くのかね? その前に、「地球は生…

無視する

ハイジャックに対して政府がとるべき基本的態度は、「要求を飲まない」ということだそうだ。 要求を飲んで成功事例をつくってしまうと、他にもマネするやつが出てくる。 後に続くケースが2つも3つも出てくるくらいなら、最初の1つで犠牲者が出た方がマシだ、…

新曲

著作権というものがあって、パソコンを使った複製の問題もからみ、しばしば話題になる。 いろんな分野に著作権は設定されているので、一概に論ずることはできないと思う。 ここでは、音楽、特に3分程度のポップス的な楽曲に限って、書きたい。 あくまで、私…

住むところ

昔に書いたことのある話なのだが、もはや覚えている人も少ないだろうから、再び書く。話の再生利用。セコい手である。 またしても、落語の話から入る。 何しろ、私の今の生活は、仕事して、落語を聞いて、飯を食って、眠って、いろんなことをやって、という…

ひとり

有名な自由律俳句に、尾崎放哉のこの句がある。 咳をしてもひとり 二十代で初めてこの句を聞いたときは、驚いた。スゲー、と思った。今でも、スゲーと思っている。 何がスゲーのかは、よくわからない。 身も蓋もない言い方をすれば、孤独の表現ということな…

人間国宝

また落語の話になってしまう。 ただ、内容的なことは書かないつもりなので、通ぶったふうにはならないはずだ。ま、例によって出たとこ勝負で書くので、どうなるかはわからないけれども。 人間国宝と呼ばれる国宝な人々がいるが、あれは重要無形文化財保持者…

国民栄誉賞

イチローが国民栄誉賞を断り続けている。打診に対して、「自分はまだ発展途上。野球人生を終えた段階でいただけるよう頑張りたい」と返答したそうだ。 返答のどこまでが本心で、どこまでが建て前なのかはわからない。あくまで想像だけれども、特にほしくはな…

電力

私が住んでいるのはマンションの5階で、ベランダに出ると、町中に張り巡らされた電線、電話線と、あらゆる屋根に立っているアンテナを目にする。 「文明というのは、まったく凄いもんだね」と思う。 何しろ、日本全国ほとんどの家に電線と電話線がつながれ、…

愚問

愚問の代表とされるものに、「一言で言うと、○○さんにとって、○○とは何ですか?」というものがある。 深く関わっていればいるほど、答えにくい。 たとえば、「あなたにとって、家族とは何ですか」、「あなたにとって、人生とは何ですか」と聞かれても困るだ…

台風

昨日の台風はなかなかパワフルだった。 夕方、買い物に行くと、傘ではとてもカバーできず、ジーンズの膝から下がぐしょぬれになった。随分重かった。服を着たまま、海に入ると危ないというのは本当だろう。 おまけに、靴と足のわずかな隙間から雨が入り込ん…

閑古鳥

「閑古鳥(かんこどり)が鳴く」なんていう言い方がある。 あの閑古鳥というのはどういう鳥なんだと調べてみたら、カッコウのことなんだそうだ。広辞苑には、「(カッコウドリの訛か)」と書いてあった。 どうやら、昔の人はカッコウの鳴く声を物寂しく感じ…

名建築の抜け殻

最近のCMに、名建築とされる家を使ったCMがふたつある。 ひとつはシャープの液晶テレビのCMだ。吉永小百合が出ているやつ。シリーズで展開していて、これははっきり覚えている。 もうひとつは、日産のティアナで、モダンリビングがどうたらこうたら、という…

二千円札

かつて二千円札というものがあった。 あったというか、今も別に廃止にはなっていないはずだ。 半年ほど前だったか、蕎麦屋で店員から非常に申し訳なさそうに「二千円札が混じってもよろしいですか」と、お釣りとしてもらったことがある。 私ももらって、ちょ…

体のどこにあるか

「腹を割って話をする」という言い回しがある。 文字通りに受け取ると、かなり気色悪い。 私はなぜか西郷隆盛が切腹して、腸だの、胃だの、肝臓だのをはみ出しながら、話しているところを想像する。 自分で書いて、気色悪くなってきた。 たぶん、事情とか思…

料理と名乗り

どういう思考回路をしているのか自分でも理解に苦しむが、わけのわからないことに気づくことがある。 たとえば、今朝は、起き抜けに、“イタリア料理に関する言葉と姓を組み合わせると、バカっぽく響く”ということに気づいた。 最近はプロレスラーかお笑い芸…

プレーオフ

近頃、野球に興味がなくなった、としばしば書きながらも、いくらかの関心は残っていて、昨日、ライオンズ×ファイターズの最終戦を見た。 プレーオフというのはどういうものか見てみたいという興味もあった。 得点のほとんどがホームランによるもので、レギュ…

千と千尋の神隠し

ATOKで「せんとちひろのかみかくし」と打ったら、分節なしで変換したので、驚いた。 そういうところはしっかり作ってあるのに、旧仮名遣いはちゃんと変換してくれないので、どうにかしてほしいと思う。 ま、そんなことはいいか。 世の中にはファンが多く、権…

私の文章作法

タイトルは、もちろん、冗談である。人に教えるほどの方法論や技術を持っているわけではない。 この日記は、たいてい、出たとこ勝負で書いている。 大まかに、「こんなことについて書くか」というのは、ある。 それだけで書き始めることもあるし、「こういう…