2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

飲酒車両

電車に女性専用車両が設けられてしばらく経った。導入される前は、いろいろ異論(洒落ではない)もあったようだが、割とすんなり受け入れられているようだ。 いつだったか、女性専用車両にうっかり乗ってしまったことがある。 始発駅で、電車は止まっていた…

延命措置

これは、あくまでわたし自身のわたしに対する考えで、他の人もそうすべき、ということではないのだが、しばらく前に問題となった延命措置。 あれ、わたしが人工呼吸器につながれて、意識の戻る確率が低いようなら、さっさと外してもらいたいなあ、と思う。 …

トンバ氏とわたし

生年月日で判断する占いがある。西洋の占星術がそうだし、中国系の占いにもあったと思う。 あれ、同じ日に生まれた人は、似たような運命をたどったり、待ち人が来なかったり、同じ方角で探し物が見つかったりするのだろうか。 最近、知ったのだが、わたしは…

何者だったのか

「〜とは何者だったのか」という言い回しがあって、何となくドラマチックな印象を与える。 例えば、 堀江貴文とは何者だったのか と書けば、謎めいて見え、書いた人間が大きな問題意識を抱えているように見せかけられる。 答は、 ・デブ ・元社長 という程度…

とりあえず謝っておく

「申し訳ありません。ただいま、担当者が外出しておりまして」 という類の会話が、世の中ではたくさん交わされる。 「担当者が外出して」でも、「鯖の塩焼き定食は切れて」でも、「担当者がキレて」でもいいが、とりあえず謝っておくというのが、日本の――美…

今週のポスト

週刊誌はめったに読まないのだが、新聞広告や電車の中吊り広告はよく楽しむ。 週刊誌の見出しは、「見ろ、このバカどもを!」、「許されてよいのでしょうか、このようなことが!」、「お、こ、これはたまらん!」、「あの人とこの人がくっついて、その人がは…

チャック

大宇宙の神秘だの、大自然の叡智だの、「大」方面に思いを馳せるのもいいのだが、身近なものの不思議について考えてみるのも悪くないと思うのである。 例えば、チャック。ファスナー。 チャックとファスナーがどう違うのかは知らない。 ポイントは「ウィルソ…

ストレッチ

最近、ストレッチやマッサージがエカく気持ちよくてしょうがないのである。 昔はそんなことはなかった。 元々、体はやわらかいほうで、まあ、脊椎とやる気のない軟体動物のようなものであるからして、基本的にこう、地べたにへちゃっ、として暮らしていた。 …

それでも地球は動く

史上最も有名な捨てゼリフは、ガリレオの「それでも地球は動く」ではなかろうか。 もっとも、本当にガリレオがそんなことを言ったかというと、かなり疑わしいらしい。後世の伝記作者による創作、という説が有力なようで、まあ、そりゃそうだろう。 この有名…

額に汗して働く

コードジョーホーカシャカイ、と言うんだったか、こういう世の中になると、働き方もいろいろなようである。 昔ながらの肉体労働が必要な仕事も、もちろん、ある(人類最古の職業とかさ)。 一方で、頭脳労働に就く人も多い。毎日、呆れるほどたくさん来るス…

K太くん

ああ、相変わらず素敵だ。 ・おまわりさんの手作りマンガ この、オチだか何だかわからないうちに放り出される感覚、ちょっと真似できない。 ▲一番上の日記へ - 「今日の嘘八百」 嘘百十一 やればできる。

最近知ったこと

女性誌に「CanCam」というのがあって、この頃、その雑誌出身のモデルがよく売れているらしい。 「らしい」というのは、女性誌にもモデルにも特に興味がないからで、まあ、勝手ニヤッチクリ、オレモ勝手ニヤルカラヨー、と、相変わらずテキトーな態度で生きて…

自分が簡単にできることを、できない人に教えるのはなかなか難しい。 例えば、わたしは口笛を吹ける。 何しろ、「ストレンジャー」のイントロを吹きながらニヒル&ロンリーに母親の胎内から出てきたくらいだ。わたしにとっては簡単なことである。 自分にとっ…

におい

横浜駅の構内にクッキーの店があって、近くを通るだけで、バニラのもの凄いにおいがする。 甘いにおいといえば甘いにおいなのだが、あまりに強力すぎて、むせかえりそうになる。その店の近くを通るときは、息を止めることにしている。 横浜駅でわたしの死体…

漬け物

んー、漬け物を例にしてみよう。 漬け物をうまい、と感じるとする。まわりの人に訊いても、そうだ。 おお、漬け物は素晴らしい! というわけで、外国人に食わせてみたら、「何だ、これは!」と吐き捨てられた。 さて、ここで「こんなにうまいものを吐き捨て…

決死の覚悟にて候

今日は、実は決死の覚悟で書いている。なぜ決死の覚悟なのかは、おいおい説明する。 藪から棒に何だが、文化というのは、別に高尚なものばかりではない。お酌も文化だし、ほとんど廃れたろうけど、夜這いだって文化だし、土下座だって文化だし、とりあえず謝…

お酌

以前、テレビで大林素子がこんなことを言っていた。 彼女がイタリアのバレーボール・リーグに行ったばかりの頃、グループで食事に行って、まわりの人にワインをお酌した。非常に奇異な目で見られ、「なぜそんなことをするのか」となじられて、非常に恥ずかし…

選択のとき

昨晩の民放ドラマ・映画は大変なことになっていたようである。 「ようである」というのは、わたし自身はテレビを見なかったからで、今、新聞のテレビ欄を見ながらこれを書いている。 まず9:00にテレビ朝日で「7人の女弁護士」というドラマがあった。 9:24に…

それにしても

教育基本法改正に関する与党検討会が合意した「愛国心」の表現。 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。 前半はあれやこれやと議論した熱を感じるけど、…

何となくだが……

またしても何となく、という話になるが、何となくの男なので何となくそんなことになってしまうのだ。 小・中・高という学校は、止まっているもの、確定したもの、死んだものを教えるのは得意だが、生きているもの、今、現に動いているものについて教えるのは…

手垢と魅力

「愛国心」という言葉にはなかなか可哀想なところがある。 日本では戦前にやたらと鼓吹されて、ヒステリックな動きに利用されたから、戦後になって忌避されがちになった。 もうほとんどアレルギーのように、言葉を見ただけで拒絶反応を示す人もいる。 ちょっ…

一体感

わたしも、MTBも、まわりと同じユニフォームを着て応援する、ということは絶対にやらない。恥ずかしく、気持ち悪くてできない。 友達にもうひとり、エロケンというやつもいるが、こいつもたぶん、着ない。しかし、横にいる女が「着たい!」と言い出したら、…

青い服の人々

友達の加藤改メMTB(マウンテン・バカ)と話していると、サッカー日本代表の観客席で同じ青い服を着ている、例の人々の話になることがある。 たいがいはケナして、簀巻きにして、土手から放り投げて、「ザマーミロ!」という流れになる。 わたしはあの人々、…

奇声

独り言を割によく言う人と、あまり言わない人がいる。 いっそ、「人間には二種類いる。独り言を言う者と言わない者だ」という格言を作ってもいいくらいだが、だったら何なのだ、と言われると、わたしも困る。 だいたい、何が「いっそ」だ。自分でもよくわか…

ぶつぶつ

外で何やらぶつぶつつぶやいている人を見かけると、ちょっとこう、避けて通りたくなる。 あのぶつぶつ、頭の中はどういう仕掛けになっているのだろうか。 よくスーパーでもオバサンがぶつぶつやっている。 「こないだもシチューだったしねえ」とか、「あらや…

バカボン

いつだったか忘れたが、こんなことを書いた記憶がある。 生まれてすぐに言葉を発した人間は、世界史上、わたしの知る限り3人いる。お釈迦様、天才バカボンのハジメちゃん、そしてわたしである。 わたしの場合は、母の胎内から出た後、七歩歩き、右手で天を指…

インターナショナル・ブシドー先生対スーパーナチュラル武士道男

新渡戸五千円先生(以下、先生) 義は武士の掟中最も厳格なる教訓である。武士にとりて卑劣なる行動、曲りたる振舞いほど忌むべきものはない。 武士道男 ダーッ、掟ーッ(刀を振り回す)! 卑劣ーッ! 先生 アングロ・サクソン人の心には、徳と絶対権力とは…

インターナショナル・ブシドー先生

道の脇の木の下で、ひとりの紳士が町人とおぼしき男に何やら説いている。 紳士は古ぼけた背広を着て、立派な口髭、丸眼鏡。ピンと背筋を伸ばして立っている。 町人とおぼしき男は痩せた顔に出っ歯。大きな石に大儀そうに腰掛けている。 ふたりは旧知ではなく…

ニワトリ

夜中にふと目が覚めて、眠るでもなく、起きるでもなく、ぼんやりと物思いにふけるようなときがあると思う。 昨晩がそうだった。ベッドに横たわったまま、ぼうっといろいろな思いがよぎるのを眺めていた。 そうして、だんだんと考えが焦点を絞っていき、輪郭…

頭の中の写真

わたしは富山市で生まれ育ち、高校まで住んでいた。大学からは東京近辺に住んでいる。 以前は、この日記によく、自分が生まれ育った土地に愛情を持てない、ということを書いていた。最近はそうでもなくなってきたように感じる。 年をとったということなのか…