2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ナンコマ感

愛知県の美浜町と南知多町が合併を目指しているのだそうだ。 それ自体は、今、日本のあちこちで起きていることのひとつなのだが、両町の法定合併協議会が、市の名前をこんなふうにすると決めたという。 南セントレア市 私は、これを初めて見たとき、なぜだか…

夕闇に消えた後で

今日、ウケた新聞記事。 ・asahi.com「唐十郎さん最終講義、アングラで締めた 横浜国大退職へ」 「そのまま手を振って拍手に応えながら、高い窓から夕闇の中へ消えていった」。かっちブーである。 最後をこの文で放り投げた記者も、余韻をうまく残していて、…

菩薩と母性

西原理恵子の「上京ものがたり」(ISBN:409179274X)を読んだ。 彼女が高知から上京し、漫画家として売れるまでのことが描かれている。 西原理恵子は、自分と周囲で起きた濃い出来事を、毒を含ませながら描いてきた。 しかし、時折、ふとリリカルな面を見せ…

面白ければよい

上の漢字読み書きに関連して、書き足し。 私は、漢字の読み書きは、本でもウェブでもメールでもゲームでも何でもいいから、基本的に日常、目にするもので知っていったほうがいいと思う。 それぞれの漢字(あるいは言葉)の中枢神経は、実は、その背景にある…

読み書き

今朝の朝日新聞に、文科省所管の財団法人「総合初等教育研究所」が2003年に行った、小学生の漢字読み書き調査の結果が載っていた。 前回、1980年に行った調査と比べると、正答率は読みで1ポイント増、書きで5ポイント増だそうで、最近のガキどもはなかなかや…

塵も積もれば

本を出して以来、何度も宣伝めいたことを書いて、このページを私物化している(私物だが)。 いい加減、うんざりしている人も多いだろうが、今日も自著について書くのだ。 何しろ、本の販売については、私にもいくらかの責任というものがある。 印刷があがっ…

塵も積もれば

馬鹿黴菌

やや大振りの封筒には、「普通の封筒がなく大ゲサですみません」と書き添えてあった。 震える手で封書を開け、手紙を読むと、思わぬ励ましの言葉が記されていた。非常に勇気づけられ、何度も読み返した。 しかし、書きたいのは、そんな私個人の事情について…

悪事

今日は珍しく、内容のあることを書きたいと思っている。 特に、私より年若の者。キミ達をニッポン教に従い、今、こちらで勝手に目下の者と決めた。 そこに正座し、心して、読みなさい。 拙著「当面の敵」(ISBN:4794213794)には、冒頭に、「一面識もない山…

「子供達に、ちゃんと社会のルールを教えなければならない」 「モラルの崩壊を食い止めなければならない」 たとえば、誰かがそんなことを言った(書いた)とする。 私はもちろん、反対しないし、「ま、そりゃそうだ」と思う。 しかし、一方で、何か、嘘くさ…

日本の仏教徒

宗教とは別の意味で、日本には仏教徒が大勢いる。 そのココロは、フランス信仰、悪くいえばフランスかぶれというやつで、男の代表はおそ松君に出てくるイヤミ、女の代表はフランソワーズ・モレシャン。……って、彼女はフランス人か。 まあ、フランスのブラン…

仏教的

海外から見ると、どうなのだろう。日本は仏教国ということになるのだろうか。 きちんと調べたわけではないが、世界の宗教地図なんていうものでは、仏教の色で塗られているような気はする。少なくとも、そういう地図を見たことはある。 もちろん、日本人の中…

panchira

ブログをやっていない人には、ちょっとわかりづらいかもしれないが、ブログでは、どこのリンクをたどってこのページへやって来たか、わかるようになっている。 たとえば、この↓リンクをクリックして、行った先のページで「日記」という緑色の文字をクリック…

媚び

今日は、ワタクシ話を書く。 ワタクシ話というのは、「ワタクシはこういう人間である」と語るもので、まあ、なかなか他人が読んで、面白いものにはならない。 文章による表現は――あるいは、文章に限らず、表現は、としてもいいのかもしれないが――直接的であ…

とりあえず楽天で注文できます

ハイハイ、宣伝でございます。 3日前に記した私の本ですが、とりあえず楽天ブックスで注文できるようになりました。 ・「当面の敵」(http://books.rakuten.co.jp/afa8/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1756443&rbx=X ) 現時点では、「取り寄せ(出…

デ・ニーロごっこ

現代の名優というと、たぶん、アメリカではロバート・デ・ニーロがそのひとりとして挙げられるのだろう。 確かに、画面に彼がいるだけで、強い存在感がある。「お、デ・ニーロだ」と目が吸いつけられる。 その存在感というのは、「ブラック・レイン」にヤク…

無人島にひとつだけ

「無人島にひとつだけ持っていくとしたら、何を持っていきますか?」という質問がある。 そもそも、なぜ無人島に行かなければならないのか、よくわからない。と、こう訊き返すと、相手は嫌な顔をするだろう。 無人島に行く目的や、どんな無人島なのかによっ…

本が出ます

えー、突然ではありますが、本が出ることになりました。 中味は、過去四年間のこの日記の中から抜粋したもの。 校正のため、プリントアウトしたものを何度か読んだのだけれども、我ながら実にくだらない。およそ、物の役に立たない本であります。それはもう…

間の悪さ

間の悪さといえば、美人女優姉妹の妹のほうである。 って、それは真野あずさだ。あざとい。 一昨日、毛利元就の三本の矢の話で遊んだが、大河ドラマでもやっている源義経で遊ぶとどうなるだろう。 義経にはいろいろとエピソード、伝説がある。 五条大橋での…

三本の矢

「毛利元就三本の矢」という有名な話がある。 戦国武将、毛利元就の三人の息子、毛利隆元、吉川元春、小早川隆景は仲が悪かった。 そこで、元就は三人を集め、一本の矢を与えて、「折ってみよ」と命じた。簡単に折れた。次に、三本の矢を渡し、「束ねて折っ…

掃除機

昨日行った、洗濯機の少女趣味を糾弾するひとりキャンペーンの結果は、2勝4敗という残念な結果に終わった。 正直、悔しい。魁皇の気持ちがよくわかる。 他の家電製品にまで手を広げて、あくまで少女趣味的ネーミングを糾弾しようかとも思ったのだが、洗濯機…

洗濯機の名前

少女趣味、と一言で片づけると少女達から一斉射撃を食らいそうだ。しかし、幸いなことにこんなものを読む少女は少ないだろうから(あるいは皆無だろうから)、それは余計な心配である。 私は、少女趣味が好きではない。 もっとも、そもそも少女趣味とは何か…

電気羊

1982年に亡くなったSF作家のフィリップ・K・ディックは、映画「ブレードランナー」の原作者として知られている。 原題は「アンドロイドは電気羊の夢を見るか(Do Androids Dream of Electric Sheep?)」で、「ブレードランナー」よりずっとイカしたタイトル…

けんねんもん

日本語の口語には、最後、「ん」で終わる言い方が多い。そうして、恐るべきことに、「ん」の前にどんな音が来るかで、その人の生まれ育ちや物事への基本姿勢がわかってしまうのである。 たとえば、 ぶっ飛ばすけん。 と来れば、雄々しい。広島あたりで育った…

水蒸気

乾燥肌の体質と関係があるのか、やたらと静電気を帯びる。 特に曲者なのが、朝起きて、セーターを着るときだ。頭からセーターをかぶるとき、髪の毛と擦れて、静電気が発する。 掃除をしてなくて埃っぽいときなど、髪の毛に埃が取りついて、フケだらけのよう…

節税

どうも好きになれない言葉があって、「節税」というのもそのひとつだ。 守備範囲は結構広いらしく、「見落としがちな控除をちゃんと申告する」という正当な手続きを指すケースから、脱税すれすれのケース、解釈しだいでは脱税になりかねないケース、脱税その…

続・成長率

さて、昨日書いた言語コミュニケーション成長率の続きである。 ……と、書いてはみたものの、実は困っている。「いったい、そりゃ、何だ?」と考えると、よくわからないのだ。 ウーム、と唸ったっきり、かれこれ5時間、固まっている。 さすがにこれでは今日一…

成長率

経済に関する話は、新聞でもニュース番組でも男性向け週刊誌でもとてもよく話題になる。というか、話題にならない日(週刊誌なら週)はないだろう。 一方で、女性向け週刊誌ではめったに話題にならないようで、この違いはどこから生まれるのか、今、急に興味…

英語にもなっている

「Tsunamiという言葉は英語にもなっている」と言われると、何となく自尊心がくすぐられる(ぎゃはははは!)気がするのは、アレだろうか。やはり、明治維新・文明開化以来のコンプレックスの裏返し、というものだろうか。 自分ではなるべく安直な民族意識は…

地獄の沙汰

地獄というところがあるそうで、大変に恐ろしいところとされている。 全国には、いくつか地獄谷と呼ばれる土地がある。たいていは地下から蒸気が噴き出したり、硫黄臭の強烈な温泉地だったりして、マグマ方面からお達しが来ている場所らしい。 火焔地獄だっ…