2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャパネスクと中国絵画

日本の浮世絵が19世紀のヨーロッパの印象派に影響を与えたということを、鼻高々に語る人が時々いる。自分が描いたわけでもあるまいに、と意地の悪いおれは少々斜めから見てしまう。 確かに、西洋画の系統とは全然別の系統の絵を見て、「おお、絵はこんな描き…

携帯を操る姿

おれは携帯を、持ってはいるがほとんど使わない。電話も事務的な用以外にはほとんどしないし、メールも多くて二週間に一本くらい、誰かから来たら返信するくらいである。もちろん、持っているのはガラケーだ。 人間、自分がやらないことに対しては手厳しくな…

病気の貴賤

おれは生来胃腸が弱く、これは人生においてなかなかのハンデではないかと思っている。母親の胎内から出てきたときには「お腹痛いッス」と訴えようと泣き叫んでみたのだが、ただの元気な赤ちゃんと思われて終わってしまった。以来、おれは腹をさすりながら生…

レッテル貼り

おれはレッテルを作って貼るのが結構好きで、また自分でひそかに上手いんじゃないかと思っている。たとえば、少し前に「お祭りクリエイティブ」という言葉を発明した。よくある「デザインで地域振興を!」という類の話をそう呼ぶことにしたのだ。地場産業を…

自転車で困ること

先日書いたように、晴れた日には自転車で通勤することが多い。 車道と歩道のどちらを走るかというのはなかなか悩ましい問題で、おれの場合はすいていれば歩道を走るようにしている。法律上は原則として車道を走るべきと聞いたことがあるが(条文にあたったわ…

自転車で走る東京

晴れた日には会社まで自転車で行くことが多い。混んだ電車に乗るのと違って解放感があるし、帰りはよい切り替えになる。 自転車は、昨年、京都に住んでいるときに馴染んだ。自転車に乗ると、京都に比べて東京が非常に坂の多い町であることがわかる。おれが走…