2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ハカにラグビー日本代表が対抗するには

おととい、ラグビー・ニュージーランド代表(オールブラックス)のハカについて書いた。 くりかえしになるが、ハカはオールブラックスが国際試合のまえにおどる儀式である。 威圧的で、しかも大変にカッコよい。コーフン的である。相手チームは、目のまえで…

1995年の南ア・ラグビー・ワールドカップ決勝

クリント・イーストウッド監督が映画化した「インビクタス」の原作をよんだ。映画のほうはまだみていない。 南アフリカがアパルトヘイト政策を転換して国民の大多数にあたる黒人もふくめた民主的選挙を実施し、自国開催のラグビー・ワールドカップによって国…

いきなり外国語

森鴎外をよむと、しばしば文章のなかにいきなり外国語、それもかなりむずかしい言葉がまじって、にぎり飯のなかに石ころがはいっていたようなこころもちになることがある。たとえば、「津下四郎左衛門」から。 当時の父は当時の悪人を殺したのだ。その父がな…

異種族間のこどもの呼びかたについて

このところ言葉狩りのようなことばかり書いていて、己の狭量さをさらけだす結果となっている。面目ない。 でもって、今日もまたさらけだすわけであるが、いわゆる差別用語のはなしである。差別用語というのは、「つかうと二年以下の懲役もしくは三十万円以下…

「障がい」という書きかたは神経過敏ではなかろうか

最近気になる表記法に「障がい」「障がい者」というのがある。企業のウェブサイトや紙媒体でよくつかわれている。 例の新聞などの「だ捕」「ねつ造」「ら致」といった常用漢字の制限による交ぜ書きとはちがう。もちろん、「ゆうちょ」のようなね、ね、かわい…

年齢を重ねる

前にも書いたおぼえがあるが、「年齢を重ねる」という言いまわしを見かけるとむむむという感覚をおぼえる。 もともとは「年をとる」という言いまわしを嫌ってでてきた表現なんだろうとおもう。たとえば、中高年向けの化粧品の広告で「年をとる」はいかがなも…

パッキンがゆるむ

人間の体というのはよくできておるなあ、とつねづね感心しているのだが、そのひとつに弁の調整機能というのがある。 人体にはあちこちに弁があって、この開け閉めによって人間は生命活動および社会活動を維持している。たとえば、汗の出る出ないもそうだし、…

わごにかんじを、かんごに仮名を使ってみる

おとといかいた文章を、逆に和語に漢字をつかい、漢語をかなでかくとどうなるであろうか。 にほんごには、大まかに言って、わご、かんご、がいらいごのさんしゅが有る(他に「プロやきゅう」みたいながったいさくも有る)。この内、わごはかんごゆにゅういぜ…

和語に漢字をつかわないかきかた

日本語には、おおまかにいって、和語、漢語、外来語の三種がある(ほかに「プロ野球」みたいな合体作もある)。このうち、和語は漢語輸入以前から存在する日本語のことば、あるいはその系統に属することばだ。和語にも漢字をあてるけれども、これはにた意味…

面子の文化

日本では――といっても諸外国の事情なんぞもちろん知らんのだけれども――インターネット上での議論がすぐに感情的な色彩を帯びていく。論理、正否を問うているのを人格攻撃のように勘違いして、罵倒の応酬に成り下がる。掲示板とかでたくさん見られますね、そ…

自分が生まれた頃の風俗流行

ふと思ったのだが、今年は平成22年であるから、平成生まれの大学生がそろそろ就職の時期を迎えることになる。生年月日を書く欄の「平」あるいは「H」に丸をつける人々が大量に社会に出てくるわけだ。 彼らが生まれたのは1980年代終わりであるから、バブルの…

学生服存続の不思議

終戦直後のGHQによる文化統制というのはなかなか強力なものだったらしい。 刃傷沙汰を恐れてチャンバラ映画を禁止、皇国・忠孝思想を伝えるというので歌舞伎の演目からも時代物の多くを制限(四十七士の討ち入りなんてのは困るんでしょう、向こうとしては)…

中国の大盗賊・完全版

面白くてたまらず、進むにつれて読み終わるのが惜しくてたまらないという本が、わたしの場合、ごく稀にある。「中国の大盗賊・完全版」はそういう本だった。中国の大盗賊・完全版 (講談社現代新書)作者: 高島俊男出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/10/19…

引越し

先週末、京都に引っ越した。 住んでいた横浜市の日吉には、社会人二年目からだからちょうど二十年住んでいたことになる。生まれ育った富山市が高校生までなので、気づけば日吉は人生で一番長く住んでいた土地ということになる。 穏やかで買い物なども手ごろ…