2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本音を表すための大阪弁

平成30年間(1989 - 2019)の日本の言語表現として、大阪弁の全国進出が挙げられると思う。 おれはもっぱら東京周辺を生息圏としており、東京中心の言語感覚しかわからないのだが、日常会話に大阪弁が入ることが増えた。 たとえば、仕事の場で「ぶっちゃけ」…

地場の笑い、中央の笑い

YouTubeでいろいろと笑いについての動画を見ていて、これに行き当たった。大阪の昭和の笑いを担った笑福亭松鶴、藤山寛美、横山やすしについての番組である。 youtu.be 顔ぶれを見ると、20年ほど前のものだろうか。 大阪ならではの番組というふうに思う。取…

培養象牙

培養肉なるものの研究が進んでいるそうで、肉の細胞を組織培養で増やすというものだ。今のところは価格が高くて実用とまではいかないそうだが、それでもこういうものは需要が見込める限りしつこく研究されるんだろう。 それでふと思ったんだが、象牙の培養は…

鯉は馬鹿ではないか

鯉というのは昔から目出度い魚とされていて、絵の題材としてよく描かれてきた。特に滝登りは知られた画題で、あれは上昇→出世、という連想のほか、鯉が龍の門をくぐると龍と化す、という言い伝えのせいでもあるらしい。 また、錦鯉の色鮮やかさも、鯉が特別…