2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧
男飯(おとこめし)とでも言うべきジャンルがあるように思う。あまり細かいことをやらずにガシガシと作って、ワシワシと食う。食い終わったら、「んまかった!」で締める。そういう飯。ガシ、ワシ、んまかった! の三段跳びである。 この基準で言うと、カツ…
電車の席に座っていて、ふと向かいの女性の顔を見て、むむ、と少々驚いた。それから困った心持になった。 女性は二十代前半くらいだろうか、整った顔立ちをしていた。ただ、アニメで描かれる女の子をそのまま現実にしたような巨大な目なのである。甲状腺の異…
昨日、ちょっと用事があって昔いた大学を訪れた。 敷地に足を踏み入れるのは二十年ぶりくらいかもしれない。用を終えてから、ふと思い立ってレーニン体育館が今どうなっているのか見に行ってみることにした。レーニン体育館というのは正しくはトレーニング体…
漢字というのはなかなかよくできていて、たとえば「林」、「森」なんていうのはわかりやすい発想であるし、「米」を食って体内で「異」なったものとなってから外に出てくるとああいう字になるわけである。 もっとも、中にはこじつけとしか思えない説明もある…
このところ十数年ぶりに料理をしている。でもって、鉄のフライパンを買って使っているのだが、これがなかなか楽しいのだ。 きっかけはテフロンのフライパンを焦げ付かせてしまったことだ。あれは一度焦げ付かせてしまうと、焦げ付きをゴリゴリ擦り取るわけに…
年をとるとたいがいの人が経験することだが、人や物の名前がなかなか出てこなくなる。喉元まで出かかってるのに、というやつだ。 友達と映画の話なんかをしてると、俳優の名前を挙げる段になって、よくこの状態に陥る。「あの人、名前なんだっけ。ほら」「あ…
どういう具合なのか、過去の恥ずかしい記憶がふとよみがえることがある。街を歩いていて、突然昔の死ぬほど恥ずかしい記憶がよみがえり、「うひょえええ」と奇声を発し、うずくまりそうになったりする。その行為がまわりの人に対してまた恥ずかしく、恥のダ…
昨日、日本人横綱待望論への違和感について書いた。 今の大相撲の活気のかなりの部分を外国人力士の活躍が支えていることは確かだ。おそらく、何らかの規定を設けて外国人力士を締め出せば、全体にこじんまりとしてしまい、大相撲の面白みはだいぶ薄れるので…
http://www.youtube.com/watch?v=4SshoJ0cPcE この人たちも素敵だ。▲
幕内の上位陣を外国人力士が占めていることで、「日本人力士にもっと頑張ってもらいたい」とか、「淋しい」という言い方がまるで決まり文句のように為される。日本人横綱待望論も公然と述べられる(朝青龍と白鵬に対して大変に失礼だと思うのだが)。 わたし…
大相撲は見ない時期には全然見なくなるのだが、一度見出すと、ついつい毎日見てしまう。 今場所は把瑠都が素晴らしい。白鵬を振り回して投げた土曜の逆転勝ちもよかったが、一昨日の日馬富士戦はさらによかった。まわしを取らせまいと極端な前傾姿勢を取る日…
醗酵することと腐ることというのは、生物学的にはほとんど同じ現象であるらしい。微生物がわーっとよってたかって有機物の組成を変化させて、それが人間にとって有用なら醗酵、有害なら腐敗と呼ぶようだ。 ただまあ、線引きはなかなか難しくて、慣れや好み、…
このところの地球環境方面および省資源方面の倫理観の浸透というのは大したもので、たとえばわたしも、いかにも燃費の悪そうなアメ車を得意がってぶいぶい走らせている人を見ると「ケッ」と思うし(羨ましさの裏返しでもあるんだろうが)、買った商品が過剰…
魁皇が千代の富士の記録を抜く幕内最多勝利を達成した。 長くやるのも芸だと思う。大相撲はスポーツ・格闘技だという意見もあるだろうが、いやいや、芸能でもある。魁皇くらいの年齢とポジションになるともうすでに土俵にあがる時点で芸であって、これはプロ…
ひさびさに見たら、やっぱり楽しかった。ロッキー・ホラー・ショー (2枚組特別編) [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2008/03/19メディア: DVD クリック: 16回この商品を含むブログ (15件) を見る ロッ…
「アニメは日本が世界に誇る文化」という類の言い回しをよく見かける。見かけるたびに、“何だかなあ”というもやもやした感じと気恥ずかしさを覚える。 まあ、基本的にはアニメが嫌いだからなのだが(アニメーションは別によい)、理屈もまったくないわけでは…
風邪っぴき。2010年も8日が経ったが、そのうち6日間を病んでいる。んーむ。▲
年が明けてから傷ばかりしている。 新年の2日だったか3日だったか、寝転がっていて起き上がろうとした拍子に、箪笥の取っ手にあごをぶつけた。どうしてそんなことになったんだか、自分でもわからない。今も口の下あたりにひげを剃り損なったみたいな傷が残っ…
今頃書くのもあれだが、大晦日は紅白を見るともなしに見ていた。 毎年書いているけれども、今年もこれという出し物はあまりなかった。クリシェというのか、先人たちの遺産を食いつぶしているような演歌か(食いつぶしているというより食い詰めているというべ…