2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

サッカー論・サンバ・キムチ編

ブラジルのサッカーをサンバのリズムと結びつける話も結構、目にするが、これも乱暴だ。 ロナウジーニョはサンバが好きらしいけれども、今のブラジルの若者はあまりサンバを聞かないという。 サンバは、リオのカーニバルのような特別なイベントのためか、あ…

サッカー論・狩猟民族編

サッカー・ワールドカップをきっかけに、さまざまなサッカー論が交わされている。 各国の国民性、民族性とその国の代表チームを結びつける議論も多い。 文化とサッカーがどういうふうに関わっているのか、というのは興味深い話だけれども、中には明らかに間…

最期に見たもの

あ。ああ、どうも。見られちゃいましたね。あはは。いやあ、私としたことが、とんだ初歩的ミスだ。 私? 何と言えばいいのかな。よく人間の皆さんには、死神とか、悪魔と呼ばれたりもしますけどね。 あ、でも、誤解しないでくださいね。私達が来るから死ぬわ…

駄洒落考・続き

仮説3:オジサンは子供に帰る過程にある。 オジサンと並んで駄洒落を好むのが、男の子だ。 「洒落をおっしゃれ」程度でゲタゲタ笑えるのだから、思えば幸せな時代である。 シモの話との合わせ技で、「チッコいチンチンからオチッコ」などとやらかしたら、お…

駄洒落考

駄洒落は、作るのは簡単だが、笑わせるのは難しい。 そもそも、「駄」の字がついた時点で、すでに馬鹿にされている。 最も簡単で、最も難しい笑いのテクニックだと思う。 駄洒落を好むオジサンは多い。逆に、オバサンには駄洒落を好む人があまりいなくて、こ…

風貌

今回のサッカー・ワールドカップで、わたしがある意味、一番注目しているのは、イングランドのルーニーである。 プレーもヤンチャで面白いが、それより何より、あの風貌が凄い。童顔なのにあれほど凶悪な顔も珍しい。 街ですれ違ったら、赤ん坊が引きつけを…

サッカーをめぐるメモ

今日はあまり時間がないので、さらっとメモで済まします。サッカーのワールドカップ関連で思ったこと。 ・結果論は楽だ。 日本代表がグループリーグで勝ち点1に終わり、チームなり、ジーコなり、個々の選手なり、日本サッカー協会なりに対する批判がいろいろ…

雪の種類

季節外れかつ、時期遅れの話になるが、少し前に「粉雪」という歌が流行った。 よくあちこちでかかっていて、耳にした。 今、調べてみるとレミオロメンというバンド(ですよね?)の曲だそうだ。 割と好きな曲だったが、誰の曲かは知らなかった。 粉雪。 いい…

卵というのは、便利にできてるなあ、とつくづく思う。 料理の素材としては、目玉焼きやスクランブル・エッグのように主役を張ることもできれば、揚げ物やお菓子などで裏方にまわることもある。 生でご飯や肉にかければソースになるし、お湯に入れるだけでゆ…

はとがで遊ぶ

あくまで感覚的な話なのだが、「は」と「が」を入れ替えただけで、文章の印象がだいぶ変わることがある。 例えば、「鉄は熱いうちに打て」という言葉がある。わたしくらいの年になると、「ンな冷たいこと言わないでくださいよ」と手遅れの感を抱いてしまうの…

「は」と「が」

文章をあまり書き慣れていない人は、テニヲハの「は」と「が」の使い分けで迷うことが多いようだ。 わたしも、普通の人よりは文章を多く書いてきたはずだけれども、時々、「ここは『は』かな? 『が』かな?」と迷う。 後で読み返してみて、「あれれ、ここは…

早変わり

まあ、ワールドカップは面白いので、全試合がテレビ中継され、マスメディアがいろいろな形で情報を流してくれるのは結構なことだ。 一方で、同じ一色に染まっているもので、気になる言葉がある。 「格差」という、例のやつだ。 確か、数年前までは、「構造改…

一色

世の中、サッカー・ワールドカップ一色である。 ――なんてことは本当はなくて、あまり/ほとんど/全くワールドカップに興味のない人もたくさんいるのだろう。 ただ、そういう人は自分ではあまりあれやこれや言わないので、表に出ないのだ。 しかも、マスメデ…

表面的な男

他にも、中まで入れれば面白いものがいろいろありそうだが、とっかかりのところで敬遠してしまうもの、というのが、ある。 わたしにっとては、セル・アニメもそういうもののひとつだ。見始めても、すぐに嫌気がさしてくる。 理由は、 目がデカい。 これが大…

スパゲッティ、コーラ、アイロン

面白そうではあるのだが、なかなか近づけないもの、というのがある。 虎の火の輪くぐりとか、ゴルゴ13にいちかばちか膝カックン、という話ではない。 確かにそれらも近づきがたいが、危ないと言ったほうが端的である。 ここで言っているのは、心理的な壁があ…

感情表現

「悲しみを隠しきれない様子でした」とか、「驚きを禁じ得ない」という表現もある。 悲しみや驚きって、隠したり、禁じたりしなければならないものなのだろうか? ――というようなことを、イン妻さんも書いていらっしゃった(白状すると、今日のネタ元である…

悲鳴と笑い

わたしがよく書くネタに、「うれしい悲鳴をあげる」というのがある。 思わぬ大ヒット商品が出たとき、テレビ・ニュースや新聞などが、 工場では生産が追いつかず、社員からうれしい悲鳴があがっています。 などとやる、アレだ。 工場で、社員達がキャーキャ…

応援の歌

あの観客の歌やリズムは、選手達のプレーにどのくらい影響を与えるのだろうか。 もちろん、応援やブーイングは選手の気持ちやモチベーションを高めたり、下げたりするだろう。 わたしが興味があるのはそういうことではなくて、例えば、観客の歌のテンポが早…

応援のリズム

今回のサッカー・ワールドカップ、応援の鳴り物が少ない気がする。 持ち込みが禁止されているわけでもないようで、多少は聞こえる。しかし、あまり響かない。 まあ、単にテレビの音声のせいかもしれないが。 当たり前といえば当たり前の話だが、応援の歌やリ…

坂の途中で

NHKが、司馬遼太郎の「坂の上の雲」の大河ドラマ化を進めているそうだ。2008年をメドにしているという。 もっと早くに実現するはずだったが、予定していた脚本家が亡くなったりして、延び延びになったらしい。 この面倒くさい時期に、朝鮮や中国を舞台に日本…

連鎖する模様

Wikipediaを読んでみると、六角形と五角形を組み合わせたサッカーボールが登場したのは、1960年代だそうだ。思ったより新しい。 ・サッカーボール - Wikipedia それまでは、バレーボールと同じパターンのボールを使っていたようだ。 ・1934年ワールドカップ…

サッカーボール

今回のサッカー・ワールドカップからボールが変わり、「∞」に似たパーツと「人」に似たパーツを組み合わせたものになった。 今までのサッカーボールより真球に近づけるために採用したデザインなのだそうだ。 あのパーツの形状、大きさを組み合わせると球にな…

生命力

くいちんマスターに限らず、松下嬢は面白い。 上でリンクを張ったページの下のほうをご覧いただきたい。 「競技を始めたきっかけは?」の項に、「親の強制入部。」とある。 「応援しているファンへ一言」には、「親不孝でごめんなさい。でもやってみせる。」…

その尊敬する人物は誰か

昨日、調べ物をしていて、こんなページに行き当たった。 ・JOC - アテネ2004 日本代表選手団 松下紗耶未 日本オリンピック委員会のサイトの、アテネ・オリンピック出場選手のページだ。アーチェリーの松下紗耶未選手のプロフィールである。 「尊敬する人物」…

演歌の歌詞

演歌というのは型の魅力だ。節回しも、歌詞も、ある種のパターンに従うからこそ、しっくり来る。 うまくパターンを組み合わせ、押したり引いたりして人の心情に訴えかける、というのが、演歌の手口である。 時には少しばかり新しい趣向を入れることもあるけ…

演歌の節

最近、演歌はあまり流行らないようで、大ヒットしたという話を聞かない。 氷川きよしは若手で唯一成功しているようだけれども、ヒット曲の数という点からするとどうなのだろう(箱根の歌とバカの歌はヒットしたようだけど)。 演歌が何曲も大ヒットできたの…

泣きながら生まれる

人間は、たいてい、激しく泣け叫びながら生まれてくる。 もっとも例外もあって、おしんは赤ん坊のときから我慢強かったので、目に涙を浮かべながら、歯を食いしばってじっと耐えていたそうである。嘘である。 芳村真理は「どーもー」と言いながら生まれてき…

儀式

それにしても、今回は開幕試合が始まるまでが長すぎた。 なぜ、ああもごてごていろいろ儀式をやらねばならぬのか。 こういう大きな大会のたびに同じことを書いているが、国歌斉唱。あれも長くて、うんざりする。 国の代表同士の戦いだから、国歌をやるのはわ…

開会式

サッカーのワールドカップの開会式を見ていたのだが、大きな国際大会でああいうショーはもうやめたらどうか。 今回の演出がぱっとしなかったせいもあるかもしれないが、見ていてダレる。 少なくともわたしの場合、見たいのはサッカーの試合だ。よくわからん…

男の

昨日のちょい続き。 「男の」と付けると、しっくりこない商売がある。 例えば、駅の看板広告に時々、 女医 ○○医院 と女であることをうたっているものがある。 女性の中に、できれば同じ女の医者に見てもらいたい、そっちのほうが相談しやすい、というニーズ…