2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本詩歌の伝統〜俳句の詩学〈3〉

日本詩歌の伝統―七と五の詩学作者: 川本皓嗣出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1991/11/29メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (8件) を見る 川本皓嗣著「日本詩歌の伝統」より、「俳句の詩学」の話の続き。 川本先生のそもそもの…

日本詩歌の伝統〜俳句の詩学〈2〉

川本皓嗣著「日本詩歌の伝統」のうち、「俳句の詩学」の話の続き。講釈なら、「昨日、読みかけになっておりました〜」と始まるところだ。 日本詩歌の伝統―七と五の詩学作者: 川本皓嗣出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1991/11/29メディア: 単行本購入: 2人 …

日本詩歌の伝統〜俳句の詩学〈1〉

昨日の続きで、川本皓嗣著「日本詩歌の伝統」の話。今日は、そのうちの「俳句の詩学」。 日本詩歌の伝統―七と五の詩学作者: 川本皓嗣出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1991/11/29メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (8件) を見…

日本詩歌の伝統〜秋の夕暮

読んで、「ははあ、そういうことであったのか」といろいろ納得いったところがあったので、ご紹介。たぶん、何回かに分けることになると思う。 日本詩歌の伝統―七と五の詩学作者: 川本皓嗣出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1991/11/29メディア: 単行本購入: …

もしもし

例によって、どうでもいいことを思いついて、つらつら考えている。 電話で「もしもし」という言葉をよく使うけれども、誰が最初に使ったのだろうか。 日本で電話サービスが始まったのは1890年(明治23年)だそうだ。その頃、誰かが電話口に向かって「もしも…

第六感

第六感というものがあるとかないとか、そういう話があって、もちろん、わたしに本当のところはわからない。 第六感はしばしば超能力の一種とされているようだ。確かに、常人になかなか使えないという点では超能力なのかもしれない。 しかし、第六感の働きま…

意志と精神

もの凄いタイトルを書いてしまい、自分でも笑ってしまう。しかし、大した内容にならないであろうことは保証する。 最近、とみに思うのだが、人間、自分の意志で自分を動かしていると考えるのは、大変な思い違いではなかろうか。 例えば、包みをあけてキャン…

芸術祭

古い日本の映画を見ると、時々、オープニングでドーンと「昭和○○年文化庁芸術祭参加作品」と謳った作品にぶつかる。今でも、テレビ番組で見かける。 わたしのように、鼻くそをほじりながら暮らしているような人間には、あんまり関係のない話である。「結構お…

ひらがな表記

年金は、言うまでもなく、生活、人生に直結する非常に重要な問題である。 非常に重要な問題なので、わたしのような馬鹿者の出る幕ではない。 しかし、ひとつだけ言わせてもらえれば、「ねんきん」という書き方はやめていただきたい。 いくらこちらが馬鹿だか…

生きものの記録

昨日、目を覚ますと二日酔いであった。 カフカの「変身」なら、 ある朝、グレーゴル・ザムザが何か気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で二日酔いに陥っているのを発見した。 てなもんである。 過去のページを見ると、1カ月ほど前にも二日酔いにな…

時間感覚

駅のホームへの階段で、電車が止まっているのに気づき、わっと駆け下りて目の前でドアが閉まると、たいそう無念な思いをする。遺憾の意を表明したくなる。それほどではないか。 でもって、次の電車の時間を見ると、特急か何かが通過する関係で10分も待つ。い…

おバカさま

最近は少し収まったのかもしれないが、一昨年、昨年あたりは格差、格差とやかましいくらいだった。 ほどほどにしといたほうがいいんでは、と思う。 何だかんだ言っても、全般的には日本はいい社会だと思う。 そりゃ、いろいろと直すべきところはあるだろうけ…

品格

本屋に行くと、「品格」をタイトルに使った本が目立つ。売れているか、もしくは本屋の側で売れるかも、と期待しているのだろう。 「品格」という言葉がタイトルに使われる理由は、わたしのスルドくもアテにならない霊感では3つあって、出版社が2匹目、3匹目……

浄瑠璃

ここ数ヶ月、何度か歌舞伎を見る機会があった。 わたしは歌舞伎ファンではなく、興味を引くものがあれば見に行ってみようか、という程度だ。 歌舞伎独特のセリフ回しにも耳が慣れていないので、「今、何て言ったんだ」となることがよくある。 その程度の理解…

春をめぐりて

相変わらず唐突な話題で申し訳ないが、売春、春をひさぐ、などと言うけれども、なぜああいうのは「春」なのだろうか。 いや、何となくの印象で、「四季の中なら春、だよなあ」とは思う。売秋や冬をひさぐでは、お婆さんのようで、どうもよくない。 秋や冬に…

鈴木先生

鈴木先生 (1) (ACTION COMICS)作者: 武富健治出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2006/08/11メディア: コミック購入: 12人 クリック: 328回この商品を含むブログ (314件) を見る鈴木先生 2 (アクションコミックス)作者: 武富健治出版社/メーカー: 双葉社発売日:…

強制終了

小説でも、映画でも、お芝居でも、テレビドラマでもいいが、物語というのはパターンがあるらしい。 例えば、昨日、抜き書きしたケータイ小説(この「ケータイ」という書き方、ヤだな)のあらすじを、文末だけちょっと変えて、話を無理矢理終わらせてみよう。…

あらすじ

ケータイ小説なるものが流行っているらしい。 「らしい」と書くのは、実は一度も読んだことがないからで、何しろわたしは携帯電話のメールすらほとんど使ったことがない。自分から送信したのは今までに10回あるかないかくらいではないか。 どうやら、高校生…

バカプラモ

知らなかったのだが、この世にはバカプラモというジャンルがあるらしい。バカプラモ、すなわち、バカっぽいプラモデル、である。 ここに、実例がたくさん載っている。 → バカプラモ展示場 どれも印象深いが、わたしが一番気に入ったのは「キジラ」だ。 名前…

快楽の園

上のタイトル部分の画像を変えてみた。 理由は大したことではない。 前は黒田清輝の「湖畔」を使っていて、気に入っていたのだが、冬に浴衣姿の女もあるまいと思ったからだ。あと、仕事から逃避したいという気分も少々(多々、か)。 新しい画像は、16世紀の…

とりあえずのココロ

昨日、遊んだフレーズ、「とりあえず」というのは、いかにも日本的感覚のもののように思う。 ったって、例によって、東南アジア・アンダマン諸島におけるお茶の間の会話とか、チリのプンタアレナス港の酒場における船乗り達の会話なんて知りもしないで、霊感…

とりあえず

物事をいきなりダメにしてしまう魔法の言葉というのがある。 例えば、「F1グランプリ」、「共産党宣言」、「ミシュランガイド東京版」。 これらに「ちびっこ」という言葉をつけるだけで、あら不思議。いきなりダメ化してしまうのだ。 F1ちびっこグランプリ …

今まで何度も引用してきた文章なのだが、書いていることに全くもって太田道灌なので、ご容赦いただきたい。ニック・ホーンビィ「ソングブック」より。 ソングライティングが詩とはまったくちがったアートであることをぼくらは忘れがちだ。ボブ・ディランであ…

情報

この年末年始は全くパソコンを見なかった。特に不都合は感じなかった。 情報機器といえば、携帯電話を四、五回使ったくらいだろうか。それとて、連絡に使っただけである。合計でも30秒かけたかどうか。 普段は読まないような本をちびちびと読んで、それが案…