2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

欧米コンプレックスを生きる

暇つぶしに浦沢直樹の「MONSTER」を読み始めた。 内容はなかなか面白いのだが、それとは関係なく、表紙を見ていてふと思った。 MONSTER 完全版 デジタルVer.(1) (ビッグコミックス) 作者:浦沢直樹 小学館 Amazon 日本語の漫画なのだが、ほとんど欧文ばか…

ディズニーが作ったと思うと・・・

おれはディズニーが苦手で、出くわすと、うえっと思ってしまう。お伽話のご都合主義的なところが嫌なのと、あのあからさまに人に取り入るような絵の感覚が嫌なのと両方ある。ディズニーランドは「嘘とまやかしの国」だと思っている。 映画を見ていて、冒頭に…

松本大洋の異色にして傑作「竹光侍」

松本大洋の作品はどれも好きで、ほとんどの作品を読んでいる。最近作の「東京ヒゴロ」も最高傑作と言っていいほどの作品だと思う。もっとも、あれもこれも最高傑作と呼べそうだから、ひとつを選ぶのは難しい。 「竹光侍」は松本大洋の初めての時代劇で、いろ…

だけ派の人々

「だけ派」とでも呼ぶべき人々がいて、たとえば「利権がほしいだけ」「洗脳されているだけ」などと物事を簡単に片付ける。それ以上深く考えることをしなくて、本人は整理がついたつもりかもしれないが、こちらの勉強になることもなければ触発されることもな…