2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

怪奇! カサブタ男

今日の話は猟奇的な話になるので、その手の話が苦手な方はご遠慮ください。 前々回谷崎潤一郎について書いたように、食通とか美食家と呼ばれる人たちのアヤシの情熱にはちょっと異常なものがあるらしい。→ 食い意地 古代ローマの貴族が腹一杯になるまで食う…

意味とニュアンスを気にしない英語

おれはコピーを書く仕事をしている。仕事方面の目で世の中を見て、よく気になるのが言葉としての意味とニュアンスを伝える意図のない英語の使用である。 たとえば、今、たまたま手元にあった本を手に取ってみよう。「メデイアの生成 アメリカ・ラジオの動態…

食い意地

例によってのおれは人間が小さいという話なのであるが、食べ物のうまいまずいあるいはあれを食いたいこれを食いたいという声高な話におれはどうも眉をひそめてしまう。中島らもが何かで「口いやしさ」と書いていたが、そういう受け止め方に近い。あるいは、…

爆笑作品

人間的に何かが欠けているのか、おれはどうも深刻さを真面目に受け止められないようだ。まあ、単に深刻になる状態を避けたいという卑怯者の精神の働きなのかもしれない。 たとえば、前にも書いた覚えがあるが、石川啄木。例のとりすました写真の影響か、薄幸…