2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

類型化

先週、雑な思考について書いた。民衆とか、日本人、右翼左翼というくくり方で語るのは雑に過ぎるんじゃないかという話だ。 で、なぜにそんな雑なくくり方での議論がはびこるかについてつらつら考えてみた。そうして、類型化ということに思い至った。 類型化…

雑な思考

おれは頭が粗雑だが、それでも「そりゃあまりに雑じゃない?」と思うような議論に出くわすことがよくある。思いつくままにあげてみよう。「民衆」 庶民、大衆なんかも同じだ。そんな雑にくくって、なにか身のある話ができるのだろうか。「日本人」 まず、日…

戦国ポイントカード

最近、といってもここ5年から10年くらいのスパンの話だと思うが、「ポイントがたまる」というサービスがやたらと増えたように思う。店のレジに行くと、かなりの割合で「ポイントカードのご利用はございますか?」と聞かれる。そんなもの何枚も持ち歩いたり、…

競争と風物詩

おれは実家の宗旨が浄土真宗だし、個人的にはお不動様を信仰しているから、クリスマスを祝うことはない。しかし、あの冬の、特に夜の雰囲気は好きである。 だが、最近は街のクリスマスの飾り付けが早すぎるんじゃないかと思う。六本木ヒルズ界隈のけやき坂は…

民衆嫌い

まあ、「民衆嫌い」とまで言うと言い過ぎなのだけど、「民衆」という言葉を見るたび、聞くたびにおれは抵抗感を覚える。 高橋敏著「国定忠次の時代 読み書きと剣術」を読んでいて、「民衆」の連発に何だか嫌になってしまった。例えば、こういう書き方。 皮肉…