2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

泥棒の正体

今日はわたしなりに伝統というものについて考えてみたい。 日本の伝統的な泥棒の顔というのは、こういうものではないか、と思う。 いや、三波伸介の影響が入っているのは、認める。 しかし、日本で生まれ育った人なら、十人中八九人がこの顔を見たら、「泥棒…

マスカラ

「最近の若い子は」という例の類で、よく「電車の中でメイクをして平気でいる」なんていう指摘が出る。 恥ずかしくないのか、と、まあ、そんな論調なのだが、あんな面白いものをなぜ揶揄するのかと思う。 建築であれ、料理であれ、目の前で何かができあがっ…

観光写真と野歩き

よく書くことだが、この日記は、いつも出たとこ勝負で書いている。 話の筋道や構成をあらかじめ決めてから書くことはあまりない。 せいぜい、「こういうことについて書こう」という、ぼんやりした考えがあるくらいで、あとは成り行きでダバダバ書いている。 …

友達にMTBとエロカワという男がいる。 MTBは、本名は加藤。存在の耐えられない面白さ、とでもいうべき男なので、たまにこの日記に書くことがある。 昔は、ブルース・ウィリスを縦横3分の2にした男、と紹介していたのだが、最近は枝雀師匠とタコ社長を足して5…

昨日、有明コロシアムで、bjリーグの東京アパッチ対大分ヒートデビルズを見てきた。 bjリーグは昨年、日本バスケットボール協会からおん出るような形でできたプロ・リーグだ。 しかし、会場の雰囲気が寒々しく、前半を見ただけで出てしまった。 試合自体は接…

戦後の日本社会と電気文明の関係についての一考察

今日は、珍しく、深く重く真面目な話をしようと思う。 第二次世界大戦以降の日本の家族関係の変化および女性の社会進出と、電気文明の発展の関係について、つらつら考えているうちに、ひとつの発見をした。 戦後、特に高度経済成長を終えて後の日本社会、日…

企業五輪

ま、西武のことはどうでもいい。 いっそ、出場するチームも国別ではなく、企業チームにしてしまったらどうか。 トヨタ、マイクロソフト、エクソンモービル、デュポン、ボーイング、フィリップス、ウェスティングハウス、etc.、etc.……。 もちろん、複数の企業…

オリンピックについての建設的な提案

例によって、アホなことを考えた。 オリンピックは国別対抗の大運動会だが、あれを企業対抗の大運動会としたらどうなるのだろうか。 サッカーのクラブチームと代表について考えていたのが、きっかけだ。 代表というのは国の代表であるからして、選手も応援す…

モホロビチッチ不連続面

学校時代に学んだことで、その後の人生において一度たりとも役立ったことがないのに、不思議とよく覚えているもの、というのがある。 例えば、 モホロビチッチ不連続面 というのがそうで、高校の地学の時間、名前が出ただけで教室が爆笑の渦になった。 その…

代表引退

yagianのところのコメント欄に書いたけれども(http://d.hatena.ne.jp/yagian/20060321)、ジダンのように代表引退を表明するサッカー選手の考え方は共感できる(ジダンは結局、代表に引きずり戻されたが)。 彼らは必ずしも代表チームや国を軽視しているわ…

誰のものか

今晩、NHKスペシャルで「徹底討論・テレビは誰のものか」という番組をやるそうだ。 この、「○○は誰のものか」というのはよくある問いで、しかも便利だ。○○のところにテキトーに言葉を入れれば、いくらでも議論のネタを作ることができる。 ・税金は誰のものか…

ノる

ノリ、というのは、いったい、何なのだろうか。 上から読んでも山本山、下から読んでも山本山、って、そりゃ海苔だ。 ああ、あの落語の長屋によくいる婆さんね。端役中の端役の。井戸につるべ落っことしたり、家の前を通り過ぎたりするだけの、って、そりゃ…

ベタ

「ベタ」という言葉がいつ頃から使われるようになったのかは知らないが、一般人も使うようになったのは比較的最近のことではないか。 元々は左官職人の間で「ベタ塗り」、つまり、誰でもできる簡単なこと、という意味で使っていたらしい。 それがいつの間に…

「いつまでも恋していたい」なんていう類のフレーズがあるけれども、あれは何なのだ、と思うのである。 若さを保ちたい、という意味も含んでいて、つまりは「森光子さん『あなたもスクワットをはじめましたか』」と似たようなものだろうか。 「恋に恋する乙…

馬鹿と煙と展望台

馬鹿と煙は高いところに上りたがる、というが、馬鹿はともかく、煙が高いところに上りたがってくれるのはありがたい。 工場の煙突から出た煙が、ドライアイスの湯気(とは言わんか)のように、だらりと下に垂れてごらん。たまらんよ、これは。 と、まあ、そ…

集中力

わたしが集中力について語るなんぞ、ちゃんちゃらおかしいのだが、書き始めてしまったのだから、仕方がない。 スポーツには、いろいろといい瞬間がある。 わたしの最近のお気に入りの言葉なのだが、パンチとガッツ。このふたつでどばどばどばっ、と行くのも…

さまざまなる社章

ンー、わたしの言いたいのはだ、例えば、マルちゃんの赤いきつねと緑のたぬきで有名な、東洋水産社員のミナサンは、こんなマークを襟に付けているのかどうか、ということだ。 ・マルちゃん 東洋水産には別の、ちゃんとした(という書き方はマルちゃんにいさ…

社章

スーツの襟に社章をつけることを義務化、あるいは習慣化している企業が結構、ある。 あれ、いったい、何のためにあるのだろうか。 オフィスに入るとき、警備員に社員であることを示すためか。 まあ、それもあるかもしれない。 しかし、最近は電子ロックを採…

検索

このはてなのページでは、どこにあるリンクをクリックして、このページに来たかがわかるようになっている(誰が来たかはわからない)。 Googleやyahoo!(相変わらず、「!」なんぞ付けて、浮かれておる)などで検索してたどり着く人もいる。その際、どんな言…

哲学者

「哲学者」というと、沈思黙考、深刻そうな表情でじっと考えているイメージが勝手に湧く。 哲学者に会ったことなぞないのに、不思議なものだ。 まあ、肖像画や写真の印象から勝手にそういうイメージを抱いているところもあるのだろう。 ・カント ・ヘーゲル …

業務連絡

パンチとガッツだ! 押し戻せ! Go! Go! ▲一番上の日記へ - 「今日の嘘八百」 嘘七十八 日銀の福井総裁は記者会見の前、必ず顔に油を塗る。

超高層ビル

もう10年も前だろうか、上海に行ったことがある。 当時の上海は、今ほど栄えてはいないけれども、中国経済の先陣を切って高度成長を続けており、超高層ビルがにょきにょきと生えだしていた頃だった。 そのデザインが日本のものとだいぶ違い、ハデハデしくて…

面子

ブログであれ、掲示板であれ、自分が書いたことの一部を否定されたり、単にちょっと誤りを指摘されたりしただけで、ボッと燃え上がる人が多いようだ。 燃え上がるのは、わたしに対する乙女のミナサンの恋心だけでよい。 などと書いているわたしもそうで、そ…

さまざまな国々

こういう人々だけを集めて国を作ったら、面白いよー。 何しろ、方向音痴だらけだから、会社や学校にたどり着くのが一苦労だ。業務や授業が始まるのはだいたい、定時の3、4時間後。 しかも、夕方にようやくやってくる社員がいたり、先生が学校にたどり着けな…

方向音痴

人それぞれ、いろんな傾きというものがある。 わたしが興味を持って見るのは、方向音痴の人だ。 例えば、ふたりでどこかへ行くとして、こちらは一歩身を引き、わざと相手を勝手に歩かせてみる。 面白いことに、方向音痴の人は駅の改札を出た後、ふらふらっ、…

なさい

本屋に行って、実用書のコーナーの前を通ると、「〜なさい」というタイトルの本を大量に目にする。 わたしはおよそ実用の役に立たない男で、それは実用書を読んだからといって、どうにかなるレベルではない。 なので、素通りするだけなのだが、なぜ顔も名前…

面倒くさい物語

ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」は、本の中にあるファンタージエンという国が「虚無」に覆われつつあるというお話だ。 しかし、これはニヒリズムだのなんだの、コムズカしい(=カッコよさげな)言葉を連想させる「虚無」だから格好がつくのであって…

面倒くさい

この世で最強(あるいは最弱)の言葉は、「面倒くさい」ではないか、と思うのである。 この言葉はわたしの人生の通奏低音であって、生まれたときには「ああ、面倒くせえ」と尻をボリボリ掻きながら、母親の胎内から出てきたそうである。 何しろ、朝起きるの…

日はまた……

「日はまた沈む」という本を読んだことはないが、タイトルは覚えている。 日本のバブルの崩壊を予見した本だそうだ。 で、同じ著者が今度は日本経済の復活を語る本を出したらしい。タイトルが、 日はまた昇る 何とまあ、わかりやすい。 経済というのは浮沈が…

漢字の成り立ち

蘊蓄にもいろいろなタイプがあるが、漢字の成り立ちというのも、メジャーなもののひとつだろう。 「男」というのは田んぼで力を出すからだ、とか、「女」はひざまずいて手を組み合わせた女性の姿から来ているとか。 もっとも、今となっては「女」という字か…