漢字の成り立ち

 蘊蓄にもいろいろなタイプがあるが、漢字の成り立ちというのも、メジャーなもののひとつだろう。


「男」というのは田んぼで力を出すからだ、とか、「女」はひざまずいて手を組み合わせた女性の姿から来ているとか。


 もっとも、今となっては「女」という字からひざまずいて手を組み合わせた姿は読みとりにくい。
 むしろ、


 


 身重の女性(身重の男性なんていないけど)の姿を思わせる。


 テキトーな解釈も多くて、例えば、金八先生の「人という字は支え合って立っているのです」というのは有名だ(漢字の成立史からするとデタラメらしい)。


 


 へたった人がふたり、というふうにも見えるのだが、まあ、それはいいだろう。


 わたしが好きなのは「夫」という字だ。


 


「人」であることを二重線で打ち消されているのである。キビしいねえ。


 


 まあ、夫婦の問題であるからして、深追いはやめておく。


 


 なんて字は、なぜこんなふうになったのか。


 かつて、女は眉で勝負したのだろうか?


 


 妻に蹴られるわけだ。


 ま、辞書で調べればすぐわかることだろうが、世の中、知らないままでいるほうが面白いこともある。放っておく。


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「今日の嘘八百」


嘘七十二 みんな、野球少年だった!