2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

伝統のつながり方

前のブログで、鼓や三味線で盛り上げる萬歳(漫才ではない)の形式はボーイズ物、その最若手(もう四十代だけど)であるポカスカジャンに受け継がれているのではないか、というようなことを書いた。 そういう芸の伝統のつながりというのは興味深いもので、広…

萬歳の後継

「桂吉坊がきく藝」の喜味こいし師匠との対談を読んでいて、ふと思い当たったことがあった。桂吉坊がきく 藝 (ちくま文庫)作者: 桂吉坊出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/06/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 2011年に亡くなった喜味…

金沢と富山

月曜から木曜まで富山の実家に帰っていた。 月曜の夕方に富山に着き、火曜は持ち帰った仕事を泣きながらして、夕方自転車でふらりと田舎のほうへ出かけた。水曜は金沢を歩き、木曜は午前中やはり自転車で田舎のほうへ出かけて、午後に東京に戻った。 金沢に…

北大路魯山人

白崎秀雄「北大路魯山人」を読んだ。最近では出色の読み物であった(1985年の本だけど)。北大路魯山人〈上〉 (ちくま文庫)作者: 白崎秀雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る北大路魯山人〈下〉 (ち…

敷衍

虎の威を借る、ということがよく行われる。典型的なのが例の「視聴者を馬鹿にしているとしか思えない」という類いの言い回しだろう。世論調査したわけでもなし、馬鹿にされていると感じたのはあくまで自分なのに視聴者という虎の威を借りてしまう。他には「…