2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

万次郎がいっぱい

ジョン万次郎。 とこう書いて、そこはかとなく漂ってくるおかしさは何だろうか。 ジョンで、しかも万次郎だという。どっちやねん、とまあ、別に大阪弁になることはないが、思わずツッコミたくなる名前ではある。 ジョン万次郎の事跡を知らなくても、たいてい…

参議院改革

割にテレビを見る時期と見ない時期が何年かおきに交代で来る。今は見ない時期で、テレビを見るのは1週間合計で30分か1時間くらいではないか。 面白いもので、ニュース番組を見なくなると、途端にこのページに社会的な話題を書かなくなる。 新聞くらいは読ん…

桜を撮る

昨日、出先で1時間ばかり時間があいたので、桜を見がてら散歩することにした。 六本木だったので、芝の増上寺まで行って、戻ってこようと決めた。 時々曇るけれども、なかなか天気のよい日で、ぼんやりしながら歩くのが心地よい。 増上寺の脇の道の桜が七分…

ビジネスチャンス〜続き

昨日、ギャップのあるところ(あるいは、ギャップを作り出したところ)にビジネスチャンスは生まれる、というようなことを書いた。 今日はわたしがよく感じるギャップについて書いてみたいと思う。読者諸兄は、ぜひビジネスチャンスに結びつけていただきたい…

ビジネスチャンス

資本主義(この言葉、何とかならんのか)の社会では、ギャップのあるところに儲けるチャンスが生まれる。 その点では、儲けと笑いは同じだ。 わかりやすい例で言うと、言うと、言うと、言うと……何も思いつかないが、とにかくそうなのである。 ああ、思いつい…

田舎者

ATOKという日本語変換ソフトを使っているのだが、「いなかもの」と打つと、「田舎+物」と変換する。 「田舎者」という単語を登録していないらしい。 このソフトは、基本的に差別用語とされるものを登録してなくて、「つんぼ」「おし」「めくら」などを変換…

政治と笑い

土曜に松元ヒロのソロ・ライブを見てきた。 この人、どう紹介すればいいのか。ボードビリアンという言葉が一番合う気がするが、あまり一般的な言葉ではないだろう。 ピン芸人というのは大ざっぱに過ぎるし、お笑いと呼ぶのも気が引ける。テレビに出ているよ…

鼻濁音的態度

鼻濁音というのがあって、ガギグゲゴを、鼻に抜くようにして発音する。 例えば、「蛾がガラスに激突」という文を発音すると、 → 全て濁音 (クリックすると、音を聞けます) → 2番目の「が」だけ鼻濁音 と、こういうふうに違う。 地方にもよるのだが、東日本…

関西軍団

大阪なり、京都なり、もし関西の都市が首都だったら、昭和前期の戦火拡大や、太平洋戦争開戦はなかったろう、という説がある。 計算高いというと言葉は悪いが、どこかにきちんとした損得勘定のソロバンが入る、というのである。 もちろん、どうだかはわから…

気まずい相撲

相撲に「立ち合いの変化」という作戦がある。 「はっけよーい、残った」で、相手が突進してくるところを、横に動く。相手は勢いがついているからなかなか止まれない。横に動いたほうはそのまま送り出したり、自分に有利な体勢で廻しを取ったりできる。 反則…

昼寝の仁義

人間、眠いとなると、どうにもしようのないもので、特に昼間に眠くなると、地位も名誉も、ついでに信用もいらない心持ちになってくる。 あたくしなんぞ、一生眠っていてもいい、と思うときがある。我ながらやる気というものに著しく欠けるが、まあ、しょうが…

土井さん

わたしはあまり宇宙に興味がないほうなんだが(古今亭志ん生によれば、飛行機というのは、あれはなんか人間が錯覚しているのだそうである。その伝でいえば、ロケットなんぞ大錯覚であろう)、それでも土井さんがスペースシャトルに乗っていって、上のほうで…

著作権をめぐって

著作権をどうするか、という話になると、各人が各人の立場で勝手なことをわーわー言い出すので、なかなかまとまらないようである。 混乱に乗じて、わたしもわーわー勝手なことを言ってみたいと思う。 なお、もちろん、生半可な知識に基づいて書くので、読ま…

ボージャングルさん

「Mr. Bojangles」という歌があって、わたしはニーナ・シモンの歌で知っていた。 歌詞をあまりよく理解せずに聞いていたのだが(英語のヒヤリング能力が低いのだ)、調べてみると、これがいい歌詞なのである。 昔、落ち目の頃、ニュー・オリンズの牢屋で、ボ…

鼻フィルター

わたしはアレルギー体質だが、幸いなことに、今のところ、花粉症にはなっていない。 花粉症の人に聞くと、たいそう辛いものだそうである。ザマーミロ。違うか。 花粉症の治療、予防の決定打、というのはまだ出ていないようで、まあ、決定打がないからこそ、…

泣ける日〜スポーツ編

泣ける日は、スポーツも楽しい。 野球で7回裏、2アウト2、3塁。 バッターボックスに立った打者は、プレッシャーで泣き出してしまう。 しかし、よくしたもので、ピッチャーもプレッシャーで泣いている。なぜだかレフトも泣き始める。 涙でキャッチャーのミッ…

泣ける日〜サラリーマン編

現代社会に住む我々は、多くの場で泣くことを禁じられている。 市役所で職員がチンタラしていて住民票の発行が遅いからといって泣いてはいけないし、往来で滑って転んで膝をすり剥いても(少なくとも大人は)泣き出してはいけない。 しかし、何のリアクショ…

泣きの約束事

昨日、現代に住む我々は泣くことを抑えている、というようなことを書いたが、正確にはちょっと違うように思えてきた。 泣いていい場合、泣かないほうがよい場合、泣いてはいけない場合が不文律、約束事として決まっているように思う。 泣いていい場合は、お…

泣くこと

よくは知らぬのだが、平安の王朝文化華やかなる頃、やんごとなき人々はやたらと泣いていたようである。 親しい人が亡くなったので泣く。これはわかる。遠くへ行くので泣く。これもまあ、いいだろう。 しかし、和歌なんぞを見ていて、あなたのその仕打ちがう…

J-POP進化論

J-POP進化論―「ヨサホイ節」から「Automatic」へ (平凡社新書 (008))作者: 佐藤良明出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1999/05メディア: 新書購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (15件) を見る 山羊(id:yagian)が紹介してくれた本。 非常に大ざっ…

スノッブ

スノビズムという言葉があって、俗物根性、紳士気取りなどと訳される。スノビズムの人をスノッブと呼ぶ。 わたしのよく使う研究社の英和辞典で「snob」を引くと、 げす, 紳士[通人]気取りの俗物, 地位[財産など]の崇拝家;上にへつらい下に横柄な人物. …

芸術について

「芸術」という言葉について考えると、頭の中が曖昧模糊として、わけがわからなくなる。悪い癖で、わけがわからなくなると、否定してしまいたくなる。 蹴落として、己を守ろうとするのだろう。頭が悪いのだ。勘弁していただきたい。 「芸術」という言葉を否…

見返り美人

電車に乗っていて、女性の後ろ姿に「ああ、この人は美人なんだろうなあ」と感じることがある。 理由は自分でもよくわからない。ヘアスタイルなのか、ファッションなのか、たたずまいなのか。 しかし、何かの拍子にその人がひょい、と振り返ると、あんまり美…

ちぐはぐな店

夕方、ちょっと時間があるので蕎麦屋に入って一杯やる、というはなかなか気分のいいものだ。 昨日も、30分ばかり時間があったので、目にとまった蕎麦屋に入った。 妙におどおどした若い店員が、席に案内するなり、「お飲み物は何になさいますか?」と訊く。 …

顔の責任

“40歳を過ぎたら、男は自分の顔に責任を持たなければならない” などと言う。 じゃあ、女はどうなのか、という問題は置いといて、わたしも41歳となってしまった。実に困ったことである。 このページの右、「私について」というところに似顔絵のようなものを載…

人間国宝と裸

またも落語の話になってしまう。 まあ、わたしが今、得ている意味ある情報のうち、七割方は落語についてだから仕方がない。興味のない方は諦めていただきたい。 落語界で今まで人間国宝(重要無形文化財)に指定された人は2人いて、五代目柳家小さんと三代目…

ヘイ・ジュード

先週、新幹線の中でひさしぶりにビートルズの「アビー・ロード」を聞いた。 「アビー・ロード」はビートルズが制作した最後のアルバム。その密度と完成度には呆れるほかない。 携帯プレイヤーにつないだヘッドフォンで聴き入った。一度では飽きたらず、往復…