2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

インスタント・ハイク・マシーン

観光地や名所のようなところに行くと、カメラや携帯で写真を撮っている人がよくいる。場所によってはそこにいる人がほぼ全員写真を撮っていたりする。あるいは、レストランで出てきた料理を撮る人もいる。 中には芸術的写真を撮ろうという人もいるかもしれな…

コピー文化の蔓延

広告コピーの言葉遣いには独特の癖のようなものがある。いかにもコピーと感じさせる言い回しのことだ。優れたコピーは案外とそういう癖に染まりきらないように注意して作られているが、二流、三流のコピーはじゃぶじゃぶと使う。 通販やチラシの商品の宣伝文…

神話について

ツイッターを見ていて、次の記事に行き当たった。結構ツイートされているようである。→ 世界で最も人気がある国、ニッポン いろいろと疑問の多い主張だと思う。以下、ランダムに。 日本の学校で記紀神話を教えていないというのは確かにそうだろうけど、わた…

光悦寺

土日に京都へ行ってきた。 花見のシーズンから少しずれて、桜は葉桜となりかけているものが多かったが、それでも京都の町のそこここで桜を見られるのはうれしい。地震によるムードのせいか観光客はあまり多くなく、特に外国人観光客が少なかった。 京都はど…

単純化

震災以来のいろいろな騒ぎについてTwitterを見ていると、随分と単純化した話が多いなあ、と感じる。Twitterは書き込める字数が限られているせいもあるが、それは理由の一部だろう。 おそらく、人は自分の頭の能力に合わせて話を単純化するのだと思う。それは…

ボケっぱなし

ボケとツッコミという言葉、あるいはコミュニケーションのやり方は、今では日常生活にすっかり定着したように思う。 おれは、誰かがボケたらツッコむべきである、とする考え方があまり好きではない。たとえば、自分からボケておいて、「ほら、今、ツッコむと…

ニュースのBGM

民放のニュース番組を見ると、被災地の人や状況を扱うニュース・ビデオに、しばしばBGMをつけている。ある計算されたムードや感情の動きを見る者の側に引き起こそうと計算しているもので、一種の情報操作に当たるだろう。簡単に言うと、BGMは「演出」である。…

企業サイトのお見舞いの言葉

日本の大企業のウェブサイトを見ると、今はトップページにたいがい「被災された方に心よりお見舞い申し上げます」というような文言が書いてある。もちろん、本当にお見舞いの気持ちというのもあるだろうし、他の企業が出しているのにうちが出さないのはいか…