2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

言語と意識の持ち方

Lang-8(ランゲート)という語学学習者向けのSNSに参加している。→ Lang-8 自分が学んでいる言語で日記を書くと、母語とする人が添削をしてくれる。コメント欄でもいろいろ話し合える、というサイトだ。 おれも日本語で書かれた文章を添削するんだが、いろい…

あちこちでチャーリーが噛んだ

このイギリスのビデオ、有名なのでご覧になったことがあるかもしれない。 兄のハリー君が弟のチャーリー君の口に指を入れてみたら、力いっぱい噛まれて痛いのなんの。しかし、怒ってぶったりするかと思えば、許してあげるハリー君の心の広さというか笑い顔が…

働くことと関係性と(2)〜グリーンのビラビラ問題

前回の続き。 前に書いたのは、仕事というのはお金を得るということが基本条件だけれども、どうもそれだけではないんではないか、ということだった。仕事を通じて人は他の人といろいろな形で関係を結ぶ。商品(モノやサービス)を通じて、お客さんとも関係を…

働くことと関係性と

どうも大げさなタイトルで申し訳ない。実際にはそう大した話ではない。 この頃時々、人とどういう関係を結ぶのか、ということについて抽象的に考えている。 おれがまだ凄まじい美青年だった大学生の頃、講義の一覧表に「人間関係論」という授業があって、何…

本意と一己の私

川本皓嗣「日本詩歌の伝統」の冒頭に、去来(芭蕉の弟子)が同門の風国を叱りつけた話が出てくる。 風国が、「頃日(このごろ)、山寺に晩鐘をきくに、曾て(かつて)さびしからず」というわけで、「晩鐘のさびしからぬ」むねの句を作った。これに対して去来…

防衛意識過剰

逆ギレを、英語では単純に"being defensive"と言うんだそうだ。神経過敏、防衛意識過剰ということなんだろう。なかなか本質をうがっているように思う。 家族友人恋人愛人関係だとまたちょっと別だが、日本では会話がお互いの譲り合いみたいなことになりやす…

寺は昔の寺ではない - The tera is not the tera used to be.

奈良の唐招提寺は特に絶景があるわけではないが、浮ついたところのない落ち着いた空気が境内に流れていて、おれは気に入っている。建物は木組みが太く、装飾が少なく、ある意味そっけない感じで、それがいかにも学問の場にふさわしく感じられる。 ……などと思…

正義の確認

多少ネタバレありですが。セント・オブ・ウーマン ?夢の香り? [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント発売日: 1999/07/23メディア: DVD クリック: 10回この商品を含むブログ (1件) を見る 1992年のアル・パチーノ主演の映画。 スト…

そしりについて

我ながら皮肉やそしりを書くことが多い。皮肉やそしりも読んで面白ければ結構なのだが、相手をやっつけることで己の存在を誇示したり、溜飲を下げたりというだけでは、十代の反抗期のガキと変わらない。ちと反省している。ヨヨと涙にかき暮れている。いっそ…