2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

忠臣蔵

今日は日記というより、メモ。 現代的な忠臣蔵というのを考えてみた。 松の廊下で浅野内匠頭がカッとしてグッと来て吉良上野介を斬る。ここはこのままでいい。 切腹の場面では、待てど暮らせど、大石内蔵助が来ない。内蔵助は「わざと遅れていったほうが、祇…

適性

物をよく落とす。 最近、とみに増えた気がする。 落とすと言っても、財布をなくして交番に行くとか、そういうのではない。文字通り、物理的に手から落とすのだ。 ニュートンさえいなければ、万有引力はわたしによって発見されたであろう。 不器用のせいだろ…

寿司屋

寿司は好きだが、寿司屋がちょっと苦手だ。 正確には、寿司屋のカウンターで食べるのが、苦手である。 わたしは気短かで、どうも、ゆったり食事を楽しむ、ということができない。 目の前にあるものはとりあえず、食ってしまう、飲んでしまう。 ところが、寿…

もし世界が

昨日は、イマジンをクサして、ひとりで大いに盛り上がった。 否定のパワーというのは凄いもので、ああいうものを書いているときは、非常に充実した気分になる。 ザマーミロ、うひゃひゃひゃひゃっ、ってなもんだ。筆の走ること、走ること。 相手の手の届かな…

ムード

最近、テレビでジョン・レノンの「イマジン」をBGMに、オノ・ヨーコが語るCMが流れている。 制作者側はそんなこと考えなかったろうけど、皮肉なCMだなあ、と思う。 「♪imagine no possessions」、所有なんてないと想像してごらん――株主が株を所有して成り立…

大名・続き

大名の日常生活というのもよくわからない。 参勤交代で江戸にいるときの大名は、江戸城によく参内していたようだが、城内でいったい、何をしていたのか。 おそらく、それぞれの役職があるのだろう。しかし、江戸城の決められた部屋で、大名自らが、ひがな一…

大名

具体的なようで、実は抽象的な存在というものがある。 と、いきなり力いっぱい抽象的に書き始めて、面食らった人もいるだろう。作戦通りである。参ったか。 別に参らんでもいいが、なに、話は簡単だ。 大名についてである。 あなたは大名についてどれだけの…

困る

昨晩、マンションから外に出ると、フリルだらけの白い服を着た女性に出くわした。 映画の「下妻物語」で深田恭子が着ていたような、ロリータファッションというのか、ロココというのか、ああいう服(わからん人はGoogleで「下妻物語」と検索していただきたい…

うろ覚えだが、確か、ボブ・ディランに「家出なんて簡単さ。ドアを開けて、外に出ればいいのさ」という言葉があったと思う。 わたしの家の前は、住宅街の細い道路だ。 ドアを開け、外に出る。 テキトーに角を曲がって、幹線道路に出たら、道に沿って、歩き続…

パロディ

昨晩、ひさびさに「ラトルズ」(ASIN:B000BI55MY)を見た。 ミュージシャンのニール・イネスとモンティ・パイソンのエリック・アイドルが中心になって作ったテレビ映画で、放送はたぶん1977年か、1978年だと思う。 ビートルズの誕生から解散までをパロディに…

あの人々は今

1970年代に20歳前後だった世代を、シラケ世代と呼ぶ。 その前の世代は、全共闘だ安保反対だ角材だ火炎瓶だセクトだシンパだ不当逮捕だ総括だリンチだ内ゲバだと、わあわあ盛り上がった。しかし、どうも思った通りに世の中は動かなかった。 それを下のほうで…

利き腕

先ほど、蒲団を干してパンパン叩いているときに(意外と家庭的な面があるのよね、ワシ)気づいたのだが、あの、パンパン叩く道具(何と呼ぶのだ?)を、わたしは左手で持つ。 わたしは元々、左利きで、幼い時分に右利きに変えられたのだそうだ。 つい左手を…

ほへ人

まず、最初に心に留めておいていただきたいのだが、銀河は広い。大宇宙はもっと広い。 よござんすね。 で、ここからいきなりサイバーで電脳で仮想現実でITで森元首相でキーバンチャーな話になるのだが、現在、進展しつつあるデジタル化というのは、早く言え…

スパム

毎日、スパムメールがやって来る。 昨日は、明らかになりすましメールとわかるメールアドレスで、こんな件名のスパムメールが来た。 「アフターサポートも万全!安心の無料紹介!」 なりすましメールで「安心の無料紹介!」と訴えても、説得力がまるでない。…

金儲け

わたしはタイガースのファンではないし、村上ファンドに投資しているわけでもなく、阪神球団の株式上場について、特に意見はない。 まあ、実際に株式上場したらどういうことが起きるのか(あるいは大したこと起きないのか)、興味はある。しかし、これはあく…

島国根性

「島国根性」という言葉があって、あまりいいことではないとされている。 広辞苑をひくと、こう書いてある。 ―・こんじょう‥ジヤウ他国との交渉が少ないため視野がせまく、閉鎖的でこせこせした性質。 島国根性は、よく日本人の性質として語られる。 同じ島…

昔の春、今の春

前に住んでいたマンションは、郵便受けにAVビデオのチラシがよく入っていた。 ああいうものを子どもが目にするのはどうかと思う。 いや、セーショーネンの健全育成がどうの、なんていうのではないよ。 わたしが中学、高校の、萌え出ずる春のつくしんぼだった…

まただよ、Yahoo!の検索

Yahoo!の検索で、今度は「読解力」と打つと、この日記が検索トップに来る。 おそらくは、「http://d.hatena.ne.jp/〜」のヒット数がとても多く(大量のブログがはてなの中にはあるからね)、その中で、わたしがたまたま「読解力」と題した文章を書いたからだ…

日本人論

「日本人ほど、日本人論を好む者はいない」という日本人論があるそうだけれども、本当だろうか。 まあ、本当だろうな。例えば、「日本人は、日本人論が嫌いで、ベルベル人論を好む」なんてことは、まあ、ないし、「ハンガリー人のほうが日本人より日本人論を…

おっちょこちょいと天然ボケ

ここ2、3日、おっちょこちょいと天然ボケは何が違うのかについて、とつおいつと考えている。しかし、よくわからない。 いや、明らかに違うのはわかる。 世の中にはおっちょこちょいとされる人と、天然ボケとされる人がいる。では、なぜ、ある人はおっちょこ…

赤い羽根と自意識

わたしはこう見えて(見たことのある人は少ないだろうが)、慎み深いほうである。 ――という書き方は全然慎み深くないが、誰が何と言おうと、慎み深いのだ。本人が言うんだから、間違いない。 「陰徳を積む」という言葉があって、人知れずよいことをする、と…

わたしの文章作法〜その九

長くて、わかりにくい文章は、役所の書類によく見られる。 今、テキトーに国土交通省のサイトから報告書をダウンロードしてみた。 公用車について、不規則・緊急な事態への迅速な対応の確保や職員運転手の雇用問題に留意しつつ、交換時期等を勘案し、平成2…

わたしの文章作法〜その八

今まで文章をあまり書いたことがなく、これから文章を書いてみようか、という人に、ちょっとしたアドバイスをしてみる。 「おこがましい」、「謙譲の美徳」なんて言葉は、三千光年の彼方へとキックする。 悔しいヤツは亜空間をワープして、取り戻してこい。…

わたしの文章作法〜その七

くだらない文章でも、ずっと書いているといくらかコツがわかってくる。 例えば、比較的簡単に文章の流れをよくするコツがある。「同じ文末を続けない」とい うものだ。 「〜だ。」と書いた次の文末は「〜だ。」としない。「〜している。」の次の文は「〜して…

わたしの文章作法〜その六

ほぼ毎日、日記を書いていると、「よく続きますねえ」などと感心されることがある(いや、実は皮肉なのかな? 「よくそんな無駄なこと、続けてますねえ」。クソッ、そうだったのか)。 続けるコツは簡単で、この日記は、たいてい、仕事を始める前の午前中に…

わたしの文章作法〜その五

昨日、「この日記は出たとこ勝負で書いている」と記したけれども、実は後で修正を加えている。 出たとこ勝負の精神からすれば、ジャンケンでチョキを出した後、パーに切り替えるようなズルである。 サッカー選手がボールを蹴った後、「あ、今のパス、ナシ、…

わたしの文章作法〜その四

落語では、古今亭志ん生が出たとこ勝負で話していたようだ。本人も、噺のマクラでよくそう言っている。 たぶん、噺の大筋、キモだけは押さえておいて、後は高座にあがってから即興で噺を組み立てていったのだろう。 だから、同じ噺でも、録音によって、出て…

わたしの文章作法〜その三

この日記の文章は、たいてい、出たとこ勝負で書いている。 書き始める前に漠然と「これについて書こう」というのはあるけれども、話の展開、起承転結、結論を決めて書くことはめったにない。 出たとこ勝負には効用がある。生命力――というと、大げさだな、高…

わたしの文章作法〜その二

まあ、しかし、上記の手法はあながち冗談ばかりではない。 だいぶん昔、まだわたしが大学生か社会人になりたての頃だったと思うが、村上春樹がエッセイに「文章は量を書けば上手くなる」というようなことを書いていた。 ただし、これはあくまで技術的な話だ…

わたしの文章作法〜その一

この手のタイトルで書き出した物書きは、たいがい、謙遜するものと決まっている。 「わたしが文章の書き方を指南するなど、おこがましいのだが〜」とかなんとか。 「だったら、よせ」と言ってはいけない。 こういうのは、まあ、手紙の時候の挨拶と似たような…