わたしも、MTBも、まわりと同じユニフォームを着て応援する、ということは絶対にやらない。恥ずかしく、気持ち悪くてできない。
友達にもうひとり、エロケンというやつもいるが、こいつもたぶん、着ない。しかし、横にいる女が「着たい!」と言い出したら、喜んで自分も着るだろう。下手すると、「ニッポン! どどどん」と太鼓まで打ち出しかねない。しょうがない男である。
なんで同じユニフォームを着ることに嫌悪感を覚えるのかなあ、と考えるのだが、今いち、ビッタシの答が出てこない。
集団行動が苦手なせいかもしれないが、それだけでもないようだ。
違和感を覚える言葉に、「一体感があって楽しい」というのがある。
サッカーの応援でも、阪神の応援でも、パラパラ(今もやってんのかな?)でも、デモでも(洒落ではない)、新聞やテレビの取材を受けた女の子達が、よくそんなことを口にする。
てめえら、粘菌か! と思う。
粘菌というのはこういうやつらだ。
普段はバラバラに暮らしているが、気温や湿度などの条件がキビしくなると合体して、ウニウニよそへと移動する。
粘菌も、一体感があって楽しいのだろうか。わたしは、一体感があると気持ち悪い。
わたしも、たぶんMTBも、そして横に女がいないときのエロケンも、「おれ!」という矜持というか、ワガママというか、うぬぼれというか、コアというか、ともかくそんなものが強すぎるのだと思う。
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「今日の嘘八百」
嘘百五 市民のネットワークによる日本の文化と伝統を守る民主主義的改革に国民の血税が使われることは断じて許されない。