昨日の日記に載せたこの絵だが、あらためて見ると、強烈である。
見せしめ。さらしもの。
江戸時代の不義密通というのは、大変なことだったらしい。
現代では、有名人の不倫となると、議員辞職だ、番組降板だ、となる。
無名人であっても、親族方面や仕事関係、近所づきあいなどなどで、有形無形の社会的制裁が加えられることが多いだろう。
しかし、この絵にある、さらしものの苦しみにはかなわないと思う。
アナタねえ、ひとつ想像してごらんなさい。不倫のバレたカップルが、例えば、東京駅「銀の鈴」広場でムシロに座らされ、道行く人の好奇な目にさらされるとしたら……。
もっとも、男女の本当のところなんていうのは、当人以外にはなかなかわかるものではない。
このさらしものの男女だって、本当はこんなふうだったかもしれない。
……って、何だかんだ書いておきながら、単にイタズラ書きしてみたかっただけだったりして。こうなると、女の袂がいいネエ。
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「今日の嘘八百」
嘘三百五十八 「我に艱難辛苦を与えたまえ」と願かけた山中鹿之介は、かなわぬ恋に辛苦したという。