2007-01-01から1年間の記事一覧

コンセプトカー

今月末から東京モーターショーが開催されるので、自動車メーカー各社、出品するコンセプトカーを公開し始めているようだ。 わたしは20代の頃、仕事の関係で毎回、東京モーターショーに行っていたのだが、コンセプトカーというのは、まあ、ひどいデザインが多…

年をとる

この頃、物を忘れることが多くなった。 何かを買いに出てすっかり忘れてしまい、飯を食って帰ってきて、「ああ、飯じゃなくて買いに出たんだった」と思い出したりする。 思い出しては買いに出かけ、飯を食って帰ってくるものだから、1日に32回も食事しなけれ…

とりあえず謝っておく〜2

Amazonから来たメール。腰が低いというか、大仰というか……。 誠に申し訳ございませんが、大変残念なご報告があります。お客様のご注文内容のうち、以下の商品については入手できないことが判明いたしました。 古今亭志ん生 (アーティスト), 古今亭志ん生 (ア…

とりあえず謝っておく

昨日の午前中は、家で仕事をしていた。 首都圏の自動改札機に不具合が起き、乗客全員フリーパスだったと知ったのは、午後になってからである。 惜しいことをした。知っていれば、アホみたいにあちこち出かけたのに。 夜、電車に乗ると、車内の液晶モニターに…

鎖がま

相変わらずの唐突な話題で恐縮だが、鎖がま。 あれ、実戦ではどのくらい役に立ったのだろうか。 ……たぶん、今日、鎖がまについてブログに書いているやつなんて、日本で5人といないだろう。日本で5人といないということは、世界でも5人といないということだ。…

キリンの激情

喧嘩する2頭のキリン。 例によってあまりに凄いものを見ると、笑ってしまう。 こんな勢いで首をぶつけあって、大丈夫なのだろうか。 キリンの頸骨骨折。そこはかとなく、悲しい。 しかし、よくわからないのはずっと喧嘩し続けているわけではなく、むしろ寄り…

麻薬とは何か

昨日、「煙草は効果が少ない割に禁断症状の重い麻薬だ」というようなことを書いた。 ま、例によって、あんまり深く考えずに書き飛ばしたわけだが、つと立ち止まってみると、ハテ、麻薬とは何であろうか。 ひとつには、然るべき法律で定められているものが麻…

煙草の思い出

煙草をやめて、かれこれ4、5年経つ。 それまではヘビー・スモーカーで、20代の頃は生意気にピース・ライトを吸っていた。ライトとは言っても、腐ってもピース。ニコチンはかなり濃い。 「さすがにこれはいかんかなあ」と、もっと軽い煙草に変えたのだが、吸…

お願い〜ちゃんと見えてますか?

ひとつお願いなのだが、このページのレイアウト、ちゃんと見えているだろうか。変えた関係でちょっと不安なのよね。 右にサイドバー(顔とかカレンダーとか見出しとか)が見えていればいいのだが、環境によっては見えていないんじゃないか、という気がする。…

没頭

ブログのデザインを変えてみた。 わたしはこういうことになると、中途半端な完全主義者(変な言葉だが)になってしまい、「ここはこうしたい」、「これはイヤだなあ」と、あれこれいじっているうちに夜中までかかってしまった。 没頭して、あっという間に時…

飛行機バナシ

1カ月ほど前に那覇空港で派手なアクション劇を見せてくれた例の航空会社が、今度は佐賀空港で滑走路のオーバーランをやったそうだ。 新聞に写真が載っていたが、飛行場の柵ギリギリのところで浮かび上がったように見える(よくまあ、撮っていたものだ。もし…

キャラヴァン

ザ・バンドの映画「ラスト・ワルツ」(ASIN:B000IU39FU)からヴァン・モリソンの「キャラヴァン」のムービー。 特に最後の1分間のヴァン・モリソンのパフォーマンスは圧倒的だ。 わたしは、あまりに凄いものを見るとゲラゲラ笑ってしまう癖があるのだが、こ…

テレビの中のテレビ

前にも書いた覚えがあるのだが(このフレーズ、近頃、よく使うな……)、ご勘弁いただきたい。 テレビのテレビCMというのが、どうも納得いかない。 ややこしい書き方で申し訳ない。半分はわざとだ。 テレビ・モニターを宣伝するCMに納得いかないのである。 し…

カリフォルニアの青い空

今まで聞き流していた歌のことが妙に気になることがある。 数日前、アルバート・ハモンドの「カリフォルニアの青い空(It Never Rains In Southern California)」がふと気になった。 アルバート・ハモンド「カリフォルニアの青い空」 どこかで聞いたことが…

相撲の日程

例の事件とは関係なく、相撲の話。 相撲人気は盛り返しているのだろうか。 よくわからないが、わたし自身はここ1年くらい、また相撲を見るようになった。まあ、気が向いたら、ちょぼちょぼ、という程度だが。 前は見ていなかったから比較はできないのだが、…

新人類

今より進化した人類――新人類とか、ニューナンタラとか、ミュータントとか、呼び名はいろいろのようだが、SF調の作品にはしばしばそういう設定がある。 たいていは何か優れた能力を授かるようだ。知能が高いとか、超能力を持つとか、超人的な身体能力を持つと…

キリスト教と仏教

わたしの漠然とした印象なのだが、キリスト教の広い意味での布教や、改宗するしないという話になると、神を受け入れるか受け入れないか、スルドい切所に人は立たされるようである。 そうなると人は、なかなか「そうねえ、アハハハ」などと笑って誤魔化すこと…

京大の事務方は偉い

京都大学の折田先生像について書いたことがある(id:yinamoto:20070310)。 わたしは京大の卒業生でも何でもなく、ネット上であれこれ見て、書いただけだ。 かいつまんで言うと、折田彦市先生という方の像が、かつて京大の構内にあった。折田先生は、京大の…

イスト的

わたしはニヒリストであり、アナーキストであり、ついでにちょっとだけアクティヴィストでもある。今、証拠をお目にかける。 ニヒリストというのは、別に長い楊枝をくわえて、「フッ」などとせせら笑いする人間のことではない。 この世を虚無で塗りつぶそう…

ツボ

スター・ウォーズ・シリーズの最後「ジェダイの復讐」のラスト近くのムービーである。 作品としては3作目だが、一連のストーリーの中では6本目だから(ややこしいな)、全編のクライマックスと言っていいと思う。 ※以下、ストーリーの核心部分なので、白い文…

シソーの言葉

十代後半から二十代前半頃というのは、結構、哲学をはじめとする思想に、はまりやすい時期のように思う。 十代前半はムツカしい理屈に慣れていない。 二十代以降になると、仕事やなんだと忙しくなり、また現実の曖昧なところを曖昧なまま受け入れられるよう…

異相

日本史上、最も衝撃的な肖像画のひとつは、大村益次郎のそれではないかと思う。 明治維新期に日本の兵制改革を行った人だとか。会ったことがないので、詳しいことは知らない。 画像を加工したとか、肖像画家が意地悪したとかではなくて、実際、こういう頭だ…

詐欺

詐欺というのは随分、昔からあるのだろうと思う。 楽して食いたい、という気持ちは、多くの人にあるだろう。人類最古の職業が、春の大売り出しだとすれば、詐欺はその次か、その次の次くらいに生まれたのではないか。 中には、化粧を落とした顔を目にした瞬…

曖昧と微妙の間

いきなりで恐縮だが、「曖昧」と「微妙」は別のことを言っているように見えて、案外、同じ状況を指して使うことが多いように思う。 例えば、会議で部長が「いや、触っちゃいや! でも、ちょっとなら触ってもいーや。ハイ、今の笑うとこ!!」などと言い出した…

安倍首相になってみる

わたしは安倍首相の支持者でも何でもないが、辞めるに至った経緯と、その後の、多分に侮蔑を含んだバッシングに晒されている状況には、結構、同情している。 「一国の総理として政治空白を作った責任は重い」とか、「辞めるならもっと早くに辞めるべきだった…

土俵入り

わたしは相撲の土俵入りが好きだ。 土俵入りといっても、横綱のそれではなく、幕内力士全員でやるほうのである。 力士の紹介法としても優れていると思うが、何より、あの全員でやる仕草がいい。 手を打って、右手を上げ、化粧まわしをちょいと引き上げてから…

目で愛を語る法

「目は口ほどに物を言い」という。 あるいは、「京の五条の糸屋の娘、姉は十六妹は十四、諸国大名は弓矢で殺す、糸屋の娘は目で殺す」なんていう文句もある。 しかし、仲がよほど深まれば別だが、普通、目だけで愛を伝えるのがなかなか難しいことは、ご案内…

講談・阿部一族

まずは、「阿部一族」冒頭である。 ・阿部一族の内「忠利の病」 寛永十八年だから、1641年である。大坂夏の陣から16年、島原の乱から3年、武家社会にはまだだいぶ殺伐とした空気が残っていたかもしれない。 病を得た忠利は死に、十八人が殉死した。藩主の座…

講談をやってみる

相変わらず落語をよく聴いているが、近頃はちょこちょこと講談も聴くようになった。 といっても、今の講釈師はよく知らないので、戦前(よく録音が残っていたものだ)から昭和三十年代くらいのものをCDで聴いている。 普段、「なんちゃったりして〜」などと…

謎の東京言葉

東京言葉といっても、下町のほうの「まっつぐ行って」とか、「てのごい(手ぬぐい)」とか、「八百屋おひち(お七)がしぃ(火)つけた」という言葉遣いのことではない。 だいたい、東京の下町言葉なんて、日常生活の言葉としてはほとんど滅びてしまったので…