ツボ

 スター・ウォーズ・シリーズの最後「ジェダイの復讐」のラスト近くのムービーである。


 作品としては3作目だが、一連のストーリーの中では6本目だから(ややこしいな)、全編のクライマックスと言っていいと思う。


※以下、ストーリーの核心部分なので、白い文字で書きます。


 敵役ダース・ベイダーが実は主人公ルーク・スカイウォーカーの父であるとわかり、死の間際に「おれ自身の目でお前の顔を見たい」と仮面を外すシーンである。
 映画の公開時には、ダース・ベイダーが実は単なる地味なオッサンであったことに、全米に衝撃が走った。


(↓ 動画を埋め込むことができなかった。やり方をご存じの方がいたら、教えてください)


Darth Vader Blues


 ツボにはまって、大笑いした。


 しかし、これ、ツボにはまる人、どのくらいいるのだろうか。


 まず、スター・ウォーズを見たことのない人は、パロディとしてのおかしさがわからないだろう。


 ムービーは、音をつけて、細かくつないだり、逆回しにしたりしているだけなのだが、この手の演奏のスタイルやプレイヤーの表情を実に上手く作り出している。


 アメリカにこういう種類の音楽があること。ギターも弾けるよう、ブルース・ハープ(ハーモニカの一種)をホルダーで口の前に固定して吹くこと。ツボにはまるには、そういうことも何となく知っている必要がある。


[参考]ジミー・リード(ジミーさん、うれしがりすぎである)


 そう考えると、アンテナやマイクで言えば指向性の狭い、しかし、強力なネタだと思う。



 ツボと言えば、もう一本。紙を破ることが異様にツボにはまった赤ちゃん(どちらのムービーも小太郎ぶろぐより)。


Baby's First ROFL


 可愛い。
 こちらは全指向性、360度対応のネタだろう。赤ちゃんの仕草や、やりそうなことを、我々のほとんどが知っているからである。



 してみると、どうやらわたしらは、すでに知っていることを、ひょんな形で目の前に出されると笑うらしい。


 とまあ、だらだら書いてきて、何が言いたいかというと――簡単だ。


 ウケました。

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「今日の嘘八百」


嘘五百四十七 福田氏自身は、こっそり「麻生太郎」と書いたらしい。