「目は口ほどに物を言い」という。
あるいは、「京の五条の糸屋の娘、姉は十六妹は十四、諸国大名は弓矢で殺す、糸屋の娘は目で殺す」なんていう文句もある。
しかし、仲がよほど深まれば別だが、普通、目だけで愛を伝えるのがなかなか難しいことは、ご案内の通りである。
そこでひとつ、このワタクシが、簡便に目で愛を語る法を伝授したいと思う。
用意するものは、サントリーの清涼飲料水「DAKARA」のキャップ2つである。
それから、眼鏡をかけていない方は、素通しの眼鏡をご用意いただきたい。
これで愛を語る準備は整った。
では、語ってみましょう。どうぞ。
もちろん、愛を語ったからといって、受け入れられるかどうかはまた別の問題である。実践するときは、そこのところを十分、注意していただきたい。
相手が怒り出したときのために、あらかじめ背後にカステラを用意しておくのもひとつの手かと思う。
この手法の難点は、前が見えなくなることだ。
相手が呆れて立ち去ったのに、気づかずぼんやり立っている、なんていう、一種の放置プレイに陥ってしまう恐れもある。
まあ、しかし、それはしょうがない。昔から言うではないか。恋は盲目、と。
うまい。敷き布団一枚!
今のは高田文夫先生作のギャグである。
キャップの位置次第で、テリー伊藤になれるのも、この手法の楽しいところである。
関係ないが、物はついでと撮った写真。
そこらへんにあった物を使っただけなのだが、人の顔と認識する。
人間の脳というのは凄い、と思う一方で、もしかして馬鹿なのではないか、とも思うのである。
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「今日の嘘八百」
嘘五百四十 「京の五条の糸屋の娘、姉は十六妹は十四、諸国大名は弓矢で殺す、糸屋の娘は手で殺す」。パワフルな姉妹である。