2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

真紀子節

この頃、道路特定財源に関連して、テレビに、日本列島改造計画を唱えていた頃の田中角栄の映像がよく映る。 演説するシーンには、もう何十年も前の映像なのに、つい見入ってしまう。 この人はカリスマだったんだなあ、とつくづく思う。 田中角栄は、好き嫌い…

漠とした全体

「個人的には」の他にも、漠とした全体に対する遠慮、不安、恐れが感じられる言い回しがある。 いろんな人のブログを読んでいると(残念ながら日本語のものしか読めない)、そういう言い回しによく出くわす。 「正直言って」、「ちょっと変ではないか」、「…

個人的には

和をもって貴しとなす、というのが、古来、ニッポン人の道徳とされてきたそうなのだが、いい悪いはちょっとわからない。ケース・バイ・ケースではないか(便利な言葉である)。 ただ、全体のことを割と気にするとか、あまり波風を立てないようにするという、…

わたしと作文〜その7

わかりやすい文章を書けるようになるには、次の3つが大切だと思う。 ・量を書く。 ・書いたものを、自分が読むのではなく、他人が読んでいる気持ちになって、読み返す。 ・わかりにくそうなところがあったら、直す。それもしつこく。 特に二番目がコツだと思…

わたしと作文〜その6

転職して、専門誌の編集部に入ったのだが、文章の書き方について編集部の誰かに教わったことはない。 全体に惰性の香り漂う編集部で、生意気な言いようだが、シロートのわたしからしても、そんなに文章の上手い人はいなかった。 ただ、自分で取材して書く機…

わたしと作文〜その5

大学を卒業して普通に就職したのだが、やがて文章でオアシを稼ぎたいと考えるようになった。 なぜそんなことを思い立ったのか、今考えるとよくわからない。 何かを書くと言ったって、せいぜいワープロを買って、暇なときにぽちぽち打っていた程度ある。 わた…

わたしと作文〜その4

本は好きだったが書くほうに興味がなかった、というのは、音楽は聞くけれども演奏はやらない、というのと同じかもしれない。 読むと書くは、別の話だ。 初めて自分の意志で文章を書いたのは、社会人になってからである。 ワープロを買って――ええと、若い人の…

わたしと作文〜その3

昨日、小学校の時分は、原稿用紙三枚の作文を書くのに難渋した、という話をした。書くことが三枚分も見つからなかったのである。 考えてみれば、「本を読んだ感想を原稿用紙三枚に書きなさい」と言われたら、こうすればよかったのである。 まるで一休さんの…

わたしと作文〜その2

普通の作文以上に手強かったのが、読書感想文である。 読んだ本の感想を書け、というのだが、これが難しい。 だいたい、今だって、よほど興が乗らなければ、本の感想なんてロクに書けやしない。小学生に無茶な要求をするものである。 わたしも含めたガキども…

わたしと作文

わたしの作文歴について記そうと思うのだが、以前にも書いたことがあるようなないような。 過去を振り返らない男なので、思い出せない。 と言いつつ、いきなり力いっぱい小学校方面を振り返ってしまうわけだが、作文で褒められた記憶がない。 そんな人間が、…

ブログを続けたい人に

わたしの場合、この日記をほぼ毎日書いているのには、特殊事情もある。 隠し事、じゃなかった、書く仕事は家でやっているのだが、何せ、仕事だからして、やりたくはない。 サラリーマンなら職場に行けばアキラメもつくのだろうが、家だとずるずるしようと思…

書く習慣

ほぼ毎日、こうやってタワゴトを書き飛ばしていると、「よく毎日書けますね」と言われることがある。褒められてるのか、感心されてるのか、はたまた馬鹿にされてるのか。 わたしからすると逆で、毎日書くことにしているから書けるのであって、「書きたいとき…

天国と地獄

ヒエロニムス・ボス(ボッス、ボッシュ)の「快楽の園」という有名な絵がある。 ・WEB美術館 - 快楽の園 いやはや、とんでもない絵である。 16世紀の作品だそうだが、そんな昔に、よくこんなものを描いたものだ――などと考えるのは、「現代のほうがススんでい…

ネガティブ大相撲

などと、真面目なことを書くふりをしながら、わたしが書きたいのはもっとくだらないことなのである。 相撲の決まり手をネガティブにしたらどうなるか。これである。 決まり手というのは、基本的に勝ったほうが主語になる。たとえば、「寄り切り」は、「勝っ…

ポジティブ/ネガティブ

ポジティブ、ネガティブという言葉があって、主に人の態度や物の見方について使われるが、言葉にも、ポジティブな言い方、ネガティブな言い方があるようだ。 いきなりシビアな話題になるが、自殺。いわゆるスーサイド。別に英語で言うことはないか。 あれに…