ポジティブ、ネガティブという言葉があって、主に人の態度や物の見方について使われるが、言葉にも、ポジティブな言い方、ネガティブな言い方があるようだ。
いきなりシビアな話題になるが、自殺。いわゆるスーサイド。別に英語で言うことはないか。
あれについて何か書け、と言われれば、わたしは、たぶん、「ひとりでも悲しむ人がいるなら死なないほうがよい」なんていうような書き方をするだろう。
一方、アメリカンフットボールの河口正史さんはこういうふうに書いている。
細かいところについての賛否は人によりいろいろだろうが、「とにかく生きろ、アメフトなどどうでもいい」という言葉は強い。ポジティブなメッセージだ。
一方、わたしの「死なないほうがよい」なんぞというのはネガティブである。チンケである。
単純な理屈で言えば、「生きろ」も、「死ぬな」も同じことだ。
1=1
も、
-1×-1=1
も、同じであるように。
前者がポジティブな言い方、後者がネガティブな言い方である。
が、心への響き方はだいぶ違う。