東京アパッチ

 新潟や大阪がうまく固定ファンを獲得できているようなのに対して、ちょっと厳しそうなのが東京だ。


 わたしは、レギュラーシーズンでは、東京アパッチの試合を一回見ただけに過ぎない。
 前にも書いたが(id:yinamoto:20060327)、収容人員1万人の有明コロシアムに千数百人しかいない観客。寒々しくて、耐えきれずに途中で出てきてしまった。


 もちろん、寒々しかったのは選手のせいではない。


 ほとんど住民のいない埋め立て地にある有明コロシアムは、地域密着を目指そうにも、地元がどこにもない。収容人数の大きさは、かえって会場の雰囲気を寒々しいものにする。


 東京アパッチは、代々木第二体育館とか、駒沢体育館とか、収容人員2,000人〜3,000人程度の会場をホームにして、もっと会場全体の熱気を大切にしたほうがいいのではないか。


「東京」というのは、おそらく日本で最もブランド価値の高い地名のひとつで、それを捨てるのはもったいない。
 しかし、気持ちとしては「渋谷区アパッチ」とか、「世田谷区アパッチ」とか、「○○沿線アパッチ」という感覚で経営したほうがいいように思う。固定ファンの獲得を目指すのならば。


 初年度からニューヨーク・ニックスになるのは、無理というものだろう。