bjリーグ

 一昨日、昨日とbjリーグプレーオフを見てきた。


 特に昨日のファイナルは、会場(有明コロシアム)が盛り上がり、試合も白熱して面白かった。
 行ってよかったと思いました。いや、ホント。


 結果だけを見れば、大阪エヴェッサ 74 - 64 新潟アルビレックスと、大阪の完勝に見える。
 しかし、経過は大阪が突き放しては新潟が追いつく、という展開で、第4Q開始直後は14点差あったのに、残り2分で2点差。


 この、「あ、こりゃもう決まったな」と思っていたら、負けているチームがずりずりずりっと追い上げてくるところが、バスケットボールの面白さのひとつだ。
 流れのいいチームはぼんぼん点が入るのに、悪いチームは不思議なくらい点が入らなくなる。追う側はイケイケとなり、追われる側はハラハラする。そのスリルが楽しい。


 最後に差がついたのは、新潟が逆転のためにリスク覚悟でボールを獲りにいき、結果的にファウルを連発したからで、まあ、これはしょうがない。勝つにはギャンブルするしかなかったのだから。
 もしかしたら、ワンプレーで結果は逆になっていた可能性もある。


 大阪、新潟ともに、地元から駆けつけたファン(bjリーグではブースターと呼ぶらしいが、まだ馴染めないのでファン、と呼んでおきます)の応援が素晴らしかった。
 クールな個人主義者のこのわたしが、ちょっとばかり心打たれた。


 会場の雰囲気がいいと、選手も高揚する。火事場の馬鹿力的プレーや、捨て身の突進、エキサイト、こづき合い、たまに気合いの空回りと、楽しめた。


 コーフンした大阪の天日ヘッドコーチがレフェリーに食ってかかってテクニカルファウルを取られそうになり、コート内の選手に「ま、ま、あんたは下がって、下がって」となだめられたのが、観客にウケた。
 ああいうのも、土壇場ならではという感じで、いい。


 観客数は、bjリーグの発表では7,641人。たぶん、これはbjリーグや会場側の予想を超えたのだろう。途中からビールを売りにこなくなった。観客が飲み尽くしたらしい。