いろんな人の興味

 インターネットが普及して変わったことはいろいろある。
 そのひとつに、いろんな人の興味のありよう、というものが以前よりわかるようになったことが挙げられる。


 たとえば、ウェブサイトやブログを見て、「ははあ、この人はロールキャベツを見ると、激しくセー的コーフンというものを覚えるのであるな」と知る、なんてこともある。


 以前にも書いたが(id:yinamoto:20050123)、ブログではどこからリンクが張ってあるか、わかるようになっている(このページでは私しか見られない設定にしている)。
 仕組みはよくわからないが、電気信号の人々がわーっとそこら中を駆け回って聞き込みをしてくるか、自ら報告に来てくれるらしい。


 そうして、こういう興味のありようを教えてくれる。


http://www.google.com.au/search?q=panchira&hl=en&lr=&start=250&sa=N


 いつだったか、何気なく書いた「panchira」という言葉を、(たぶん)オーストラリアの人が検索して、ここにたどり着いたのだ。カナダのGoogleで検索した人もいたし、エスパニョーラのGoogleで検索した人もいた。おそるべし、panchiraのパワー。涙ぐましや、男の情熱。


 また、「人々が見飽きて、ヘアヌードはあっという間に廃れた」というようなことを書いたこともある。以来、ちょぼちょぼとヘアヌードというキーワードに引かれてやって来る人がいる。どっこい、ヘアヌードに対する男(たぶん)の執着というのは、まだまだ残っているようだ。
 今、「ヘアヌード」と書いたので、またやって来る人がいるんだろうな。ご期待に添えぬ内容で、申し訳ない。


 昨日、多かったのが、これ。


http://d.hatena.ne.jp/keyword/佐藤浩市


 三船敏郎マイケル・J・フォックスより、断然、多かった。佐藤浩市って、今、ブレイクしているのだろうか。出演した映画でも公開されているのか。


 こういう検索で来た人もいた。


http://www.google.com/search?q=天使の仕上がり&hl=ja&lr=lang_ja&start=10&sa=N


「天使の仕上がり」というのは、以前に洗濯機の少女趣味的ネーミングの例として取り上げたものだ。いろんな興味があるものだ。もしかして、検索かけたのは、東芝の人だろうか。


 次の検索は、ちょっとうれしくなった。


http://search.yahoo.co.jp/bin/query?p=森岡賢一郎+編曲&&b=201&h=p&pnum=11


 森岡賢一郎先生は、「中の島ブルース」や「そして神戸」など、内山田洋とクールファイブのヒット曲の大半の編曲を手がけた人。クールファイブ・サウンドを確立した偉大な方で、私は尊敬している。
 こういう検索で来てくれると、同好の士と出会った気になって、うれしい。


 よくわからない検索もある。


http://search.yahoo.co.jp/bin/query?p=医者の卵+意味&fr=ybb


ブラックジャックによろしく」的問題意識で検索したのだろうか。
 医者の卵の方でたいそう悩んでおり、誰かの意見を求めているのだとしたら、ヘアヌードの人とは別の意味でご期待に添えず、申し訳ない。
 しかし、私はいつ書いたかね、こんな言葉。


 毎日、ひとりは検索をかけてくる言葉がこれ。


http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=三本の矢&btnG=Google+検索&lr=


 この日記では、茶化しただけである(id:yinamoto:20050115)。
毛利元就、三本の矢」の話って、毎日、誰かが検索したくなるような根強い人気があるのだろうか。
 もしかして、静かなブームってやつか?


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