殺伐としているのかのんきなのか

遺産相続が呼ぶ美人姉妹の悲劇〜余命わずかの姉と借金まみれの妹…イケメン美容師殺人に隠された家族の愛憎…解決の鍵はストールと塩大福

 今朝の新聞のテレビ欄に載っていたあるテレビドラマの惹句である。何だかもう見ないでも十分な気にもなるが、しかし、考えてみると、こういう殺人事件を「娯楽」として楽しむ、というのは何なのだろうか。

 まあ、本当に殺人事件に巻き込まれたことのある人というのは、おそらくドラマであっても殺人事件を楽しめないだろうから、この手の番組が連日テレビで放送されるということは平和な証拠ともいえる。

 なお、この番組については新聞社側からの評のページもあって、「さわやかな後味はまさに『世直し』の趣」なのだそうだ。人が死んでるのにねえ。