経済成長とは何か

 いつもよくわからないのだが――というか、真面目に勉強する気がないからわからないのだが、経済成長というのは一体何が成長しているのだろうか。

 いや、もちろん、経済が成長しているのだということはわかる。しかし、具体的に何が成長しているのかとなると、よくわからないのだ。

 漏れ聞く話では、取引の量とスピードが増えると、経済が成長することになるらしい。量のほうは、何となくわかる。スピードのほうも、まあ、一定の間によりたくさんの人の間で物やサービス、お金がやりとりされるようになっていけば、量が増えるのと同じことになる(の)だろう(30kgの物を1時間かけて運ぶのと、10kgの物を20分で3回に分けてスピーディに運ぶのは同じ、ということか?)。

 てことはですよ。どんどこどんどこ、ひたすら物・サービスとお金をやりとりしていけば、経済は成長していくのだろうか。極論すれば、八百屋の前から人をずらっと並べて、長ーい列を作り、バケツリレーよろしく、白菜とお金を手渡しで交換していけば、経済は成長するのか(100円の白菜が、家庭に運ばれる頃には10万円になっていたりするのだ)? どんどんどんどん、物凄いスピードで手渡ししていけばさらに経済が成長するのだろうか? あれ、これすなわちバブルか?

 うーむ。読み返すと、疑問文ばかりだ。頭の性能の悪さが暴露されてしまった。

 よくわからねえ。