さあ、いよいよお楽しみ、上のほうのサウンドです。
メインのメロディはピアノで作りましょう。ここでポイントです。
ポイント4 鍵盤は指3本で押す。指と指の間は鍵盤を2つ空ける。
図で説明しましょう。よくある和音はこういうものです。
学校の音楽の授業で習ったかもしれませんね。ドミソ。指と指の間に鍵盤は1つしか空いていません。
そうではなくて、こういう押さえ方をします。
指と指の間に鍵盤が2つ空いていますね。これをすると、龍一サウンド独特の、わかったようなわからないような曲調を実現できます。
この押さえ方で、鍵盤の白鍵をテキトーにポーン、ポン、ポンと上下しましょう。
例えば、こんな感じです。
弾く前にどんな音が出るかなんて、考えなくても結構です。「白鍵」「指と指の間は2つ」だけ守って、テキトーに押しとけばいいのです。
間違って、隣の鍵盤を一緒に押してしまっても、PCなら後で消せるから大丈夫です。
少しピアノが生々しいですね。そういうときは今のピアノと同じ音をシンセで重ねましょう。
実際に演奏する必要はなく(下手に演奏しようとすると、まず間違いなく失敗します)、シンセサイザーの音のゾーンにコピー&ペーストすればOKです。
こんなふうになりました。さっきのピアノだけの音と聞き比べてみてください。
このとき、シンセサイザーの音のほうは音量を抑えめにしましょう。シンセサイザーは、あくまでちょっとした味付け。メインはピアノです。
まだちょっと寂しいですね。
シンセで別のメロディを入れてみましょう。
例によって、どんなメロディにするかなんて考えないで結構です。とにかく、白鍵をテキトーに押しましょう。
わたくしの場合は、こんなふうになりました。