これもこの日記で何度も書いてきたのだが、中国由来の言葉、漢語には大げさな表現が多い。
さっきの「万死」なんていうのも、大げさな漢語の例だ。
でもって、漢語(特に四字熟語)の大げささと、先ほど書いた「自分(の行動)について語るとき」、「相手の顔色をうかがうとき/相手(の行動)について異を唱えたり、とがめたりするとき」が合わさると、ややこしいことになる。
例えば、
「おれよ、もう腹が立っちゃってよ、わりかし怒髪衝天なわけよ」
なんていうのは、やっぱり、変である。
「あたしもやるときゃやるからね。少々、八面六臂の大活躍でした」
というのも、謙遜してるんだか何だかわからなくて、おかしい。
「あなた、毎回、遅刻して、みんなからちょっと非難囂々ですよ」
こうやって文字にしてみると変テコだが、しかし、案外、日常会話では使ってしまうかもしれない。
ちょっとばかり、隔靴掻痒だったりして。
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「今日の嘘八百」
嘘二百八十一 臥薪嘗胆のまま、一生を終えました。