2007-01-15から1日間の記事一覧

残っているもの

最後に、極私的な話だけれども、私は中学時代のいじめられた体験を、よかったとは言わないものの、否定的にばかりは捉えていない。 ああいう屈辱感やみじめさ、恥の記憶は、一方的に否定するより、その後も抱えておいたほうがいいように思う。 これこれこう…

外の論理と内輪の感覚

教師は、少なくともわたしの中学時代は、いじめについて、大した役割を果たさなかったと思う。 別に先生達が怠慢だったわけではなくて、Aさんの自殺未遂の話のように、何とかしようとは思っていたのだろう。 しかし、先生の言うことに、わたしは建前を感じた…

今、思えば

今、思えば、わたしはあまり大したいじめを受けたわけでもないのだが、当時はひどく悩んだ記憶がある。 少し前の文科省への自殺予告文に、いじめたやつらや、父兄に、自分は自殺するから、お前達も自殺しろ、というような文章があった。 ああいう心理はわか…

いじめた体験

いじめた体験もある。 小学校、中学校と一緒だった女の子で、仮にAさんとしておこうか。 Aさんは体が小さく、骨に皮がついているような風貌で、しゃべり声は聞き取れないくらいに小さく、いつもおどおどしていた。おどおどしていたのは、あるいは、ずっとい…

いじめられた体験

新聞・テレビなどでは、一時ほどいじめの問題を扱わなくなったようだが、たぶん、いじめ自体が減ったというわけではないだろう。 政治資金処理の問題とか、企業の不祥事とか、役所の不正行為のように、その折々でマスコミが集中して追求する問題があるのだと…