私と脳死

 先日、臓器移植改正法案が成立した。

 脳死は人の死か? などという深い問題にわたしなんぞが答を出せるわけがない。さらに言うなら、こういうことに答を出せるのは、きちんと勉強してしっかり思考した人か、おっちょこちょいだけであろうと思う。

 よって、ここではわたし自身が脳死となった場合の意思表示にとどめておきたい。

 わたし自身は、脳死になったなら、ばんばん臓器を使っていただきたい(ただし、品質の保証はできぬ)。どこでも無料で持ってってよい。家族の同意なんぞもちろんいらぬ。勝手にやっていただきたい。

 いっそのこと、脳死になる前でも、「あ、こりゃダメだ」となったなら、どんどん使っていただいて結構なくらいである。ただし、わたしが苦しくなかったら、だが。

 以上。冗談でも、茶化してるわけでもないよ。