よしを・続

 インチキ書道の続き。
 しかし、今日は真面目にやろうと思う。


 テーマは、「現代」である。


 まずは一作目。





 まあ、得てしてそんなものである。


 さがしものは何ですか。見つけにくいものですか。それより、ぼくと踊りま――あれ、逃げてっちゃったよ。


 煮詰まったとき、思うにまかせぬとき、考えることが同じところをぐるぐる回ってしまうときには、両手を広げて、胸いっぱいに空気を吸ってみるのもいい。


 さあ、息を吸って〜。





 人間のいかんともしがたい部分を表現してみました。


 次の作品は、人間讃歌というと大げさだが、悩める人への応援歌。





 辛いときには、無理しなくったっていいんだよ。


 広告のコピーでもよく使われる手法だが、いろいろな意味にとれるフレーズというのは、あいまいな分、広がりを持つ。
 読んだ人の頭が「こういうことかな、ああいうことかな」といろいろに働くからだろう。その「いろいろ」が余韻につながる。


 そういう、どうとでもとれるフレーズは、この手のヘゴヘゴした書、略してヘゴ書によくマッチするようだ。


 なに、作ったほうは案外、思いつきでテキトーに書いてたりするんだが。


 次の作品から、いろんな意味を味わっていただければ、幸甚ナリ。




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「今日の嘘八百」


嘘四百十七 自分らしくふるまったら、クビになりました。