結婚相談所

 きちんと調べたわけではないけれども、結婚相談所の広告のモデルになるのは、たいてい未婚の女性なのではないか。
 もしそうだとすると、「いいパートナーが見つかります」という信憑性の点では、どうなのだろう。


 吸引力がほしいから若くてきれいなタレントを使うのだということは(まるで掃除機だな)、まあ、わたしにだってわかる。
 でもって、若くてきれいな既婚のタレントは、まず間違いなく結婚相談所で相手を見つけたわけではないから、未婚のタレントを起用することになるのだと思う。


「若くなくてはいかんのか?」という疑問を持つ人もいるかもしれない。
 そこらは、個々の結婚相談所の特徴も関係するから一概には言えないが、いくら「素敵なパートナーがいます」と訴えたいからといって、緒方貞子サンを起用するのは、さすがに勇気がいるだろう。


 しかしねえ。若くてきれいな未婚のタレント、というのは、結婚相談所としては、誇大広告にならないのだろうか。


 それぞれのタレントを広告に起用している結婚相談所に、「あの、あの、あの、しゃ、釈由美子さんと、け、結婚したいんですけど」とか、「真鍋かをりさんと、結婚できるんですかですかどうですか」と電話かけたら、どう対応されるのだろう。


 一応は相談に乗ってくれるのだろうか。


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嘘百四十二 ゲシュタルト崩壊爆弾というものを作りました。