昨日、地震があったときは自宅で泣きながら仕事をしていた。
わたしが住む地域は割と地盤が固いところのようで、地震のときは、たいてい、周囲に比べ、比較的低い震度だ。
参ったか。
別に参らんでもよいのだが、地震で、ぐらぐらっ、と来ると、いつも「お!」となぜかちょっとワクワクする。
本当にひどい地震の被害に遭ったことがないからだと思う。
今朝の新聞には、「都市機能のもろさに警鐘」という見出しが載っていた。
どうも、新聞はしょっちゅう「もろさ」を指摘している気がする。
ネットを利用した金融関係の犯罪が起きれば、「ネット社会のもろさを露呈」。
大雪が降れば、「大都市のもろさ露呈」。
土砂崩れか何かで大きな被害が出れば、「自然災害へのもろさ露呈」。
政府の対応が遅れれば、「危機管理体制のもろさ露呈」。
そうして、新聞はそんなふうに書きながら、実は結構、ヨロコんでいるふうに見えるのは、わたしの性根がもろさを露呈しているからだろうか。