あくまで思いつきだが、欧文の略語で、いっときもて囃された言葉というのは、ほとんど定着しないんじゃないか。
例えば、LOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability)なんていうのは、まあ、まだいくらか残っているかもしれないが、ほとんどしぼんでしまったようである。
アメリカではあくまでマーケティング用語で、一般の人はそんな言葉知りもしない、と聞いたことがある。
広告業界かどこかの「アメリカの最新の〜」みたいなことが好きな人が、LOHASという言葉を聞きかじって、「これからはLOHASでっせ!」と日本に持ち込んだ(大阪弁だったかどうかはわからないが)。
しかし、何せ、根っこがないもんだから、あっという間に枯れちゃった、とそういうことではないか。いや、知らんケド。
そういう意味では、バブル華やかなしり頃のDINKS(Double Income, No Kids)に似ている。
今、共働きで子どものいない夫婦に、「お。DINKSですね!」と言ってご覧。
冗談と受け取ってもらえなければ、怪訝な顔をされるか、馬鹿にされるのがオチだろうから。
SOHO(Small Office, Home Office)は、まだちょっとは息があるかな。いや、ほとんど消えたか。
一時、行政の一部で進める動きがあったようだけれども、その後、どうなったのか。
まあ、流行語というもの自体が消えゆきやすいうえに、欧文の略語は目新しさは強くても、普通の外来語以上に意味を捉えにくい。意味が胸に納まらず、頭だけでの理解だから、定着しないのも当然かもしれない。
ITは割に定着したかな。
二文字くらいだとよいのかもしれない。OLとか。日本語だけど。
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「今日の嘘八百」
嘘七百三十七 OLの皆さんは、そう呼ばれるとき、あくまで「事務所婦人」という意味であることを忘れてはなりません。