2006-11-14から1日間の記事一覧

一生懸命

不思議なことに、「命懸け」ではなく、「一生懸命」をつけると、世界はまた違った姿を見せるのである。 元々は、「一生懸命」ではなく、「一所懸命」。昔の武士が自分(の家)の領地を守ることに命を懸けたことから出た言葉だ。 「一生懸命」はたぶん、誤用…

命懸け

今の小咄もそうだが、言葉の重宝なところは大して手数のかからないところである。 何しろ、冒険映画ならセットを用意して、スタッフにあれこれ指示して、テスト、本番、とえらい手数のかかるところを、言葉なら「黙って泳ぎなさい」の一言で済むのだ。 経済…

思いもよらない世界

人間というのは、目の前に思いもよらない世界が広がると、面白く感じるらしい。 例えば、散歩していて、普段は曲がらない角を曲がる。どんどんわけのわからないほうへ行ってしまい、「あれれ、どこへ行っちゃうのかな」と少々、不安に思う。 そうして、狭い…