ちょっといい風景

 「ちょっといい話」というのを誰が始めたのかは知らない。永六輔あたりが怪しいと睨んでいるが、証拠はない。
 ちなみに、私は年をとったらBee七輔と名乗ろうと、今、決めた。佐藤栄作・B作みたいなものですね。


 この日記で、「ちょっといい話」を書くことはまずない。
 書きたい・書きたくないというのではなく、私の身の回りには、どういうわけか「ちょっといい話」が見あたらないのだ。


 人間がダメだと「ちょっといい話」が寄りつかないのか、それとも人間がダメなせいで「ちょっといい話」を見落としてしまうのかはわからない。


 しかし、「ちょっといい風景」なら、目にすることがある。


 今朝、コンビニに行くと、出勤途中とおぼしきOL風の女性がレジでタフマンを買っていた。


 ちょっといい風景である。


 これはタフマンでなければいけない。オロナミンCでも、リポビタンDでも、ユンケルでもダメだ。デカビタCは少しイケそうだが、やはりタフマンにはかなわない。