フランス料理やイタリア料理の店に、カジュアルさを演出しようというのだろうか、よく「シェフの気まぐれサラダ」の類のメニューがある。
わたしの苦手なファンシーの香りがしてどうもよくない。「ね、ね、カワイイでしょ」というすり寄りを感じる。ええい、寄るな、寄るな。
だけでなく、シェフ、気まぐれなのだろうか……、などといらぬ心配もしてしまう。
まあ、実際には仕入れすぎた素材を使っている場合も多いんではないかと推測するが。
畳屋が「主人の気まぐれ畳」、大工が「棟梁の気まぐれ柱」なんてのを出してきたら面白いのだが。