ホメオスタシス

(今日の話は少々汚いかもしれません)

 先週末から風邪をひいていたのだが、どうやら復活した。復活した、と言っても、わたしの調子いいときというのは、普通の人の「あれ? 今日は何か調子悪いな」程度だ。健康には負の自信がある。かなり低いレベルでホメオスタシスを維持している、とも言える。

 しかしまあ、風邪を引くたびに感心するのだが、体の防御反応というのは大したものだと思う。鼻をかんだり、痰を吐いたりするたびに、わたしはティッシュを開いて確認するのだが、(ちゃんと?)黄色い洟や痰が粘液状になって、あるいは粘液の中にただよってにゅるにゅるしているのを見ると、「体はちゃんとこうやって抵抗しておるのだなあ」と感心する。あの黄色いゾル状の物体は、よく知らないが、白血球が「おりゃ、わしと一緒に死ね!」と細菌に抱きつき、巻き添えにしたなれの果てなんではないか。

 ありがとうよ、こんなおれのために。