龍の口、獅子の口

 正確に何と呼ぶのか知らないが、人工的な池などへの水の噴き出し口が、顔の彫刻になっていることがある。


 中国なら龍、西洋ならライオンの顔が代表的なように思う。
 シンガポールマーライオンは、東西文明の合流地点なのか、両者合体したイメージだ。



マーライオン*1


 あれら、しかし、考えてみると、なぜ口から吐き出すのだろう。


 いやまあ、口ではなく、ライオンの尻が盛大に水を噴き出している、なんていうのもちょっとイヤな光景ではあるけれども、口から吐くというのも変といえば変である。


 ああそうそう、今日はたぶん、尾籠な話になると思うので、こらえてツカアサイ。


 口というのは一般に物を吸い込むためのものではある。
 体調や異物などの関係で吐き出すこともないではないが、基本的に異常事態だ。


 いっそのこと、龍の口、獅子の口から泥水や白濁した水を噴き出させたらどうだろう。わちゃー。物事、リアルならいいというものではないですね。


 ある程度人体の摂理に添っているものといえば、小便小僧が代表的か。



「ハイハイ。仕事ですからネ」

小便小僧 ©Walter Vermeir


 小便小僧はあっても、小便少女というのはないようだ。あっても人目につくところには置きにくかろう。
 小便小僧はかまわぬのに、小便少女はなぜいかんのか。フェミニズムの人は、これにどう答えるのだろうヒヒヒヒ。


 相変わらず脳ズイが殿山菌に冒されたままのようである。


 マーライオン、小便小僧といえば、世界三大がっかりとして有名だが、残るひとつ、デンマークの人魚姫だけは水を噴き出していない。


 まあ、人魚姫の口から盛大に水がドボドボ、というのも、ちょっと何である。いっそ、ストーリーに合わせて、両の目から水を噴き出させたらどうだろう。



人魚姫


 やっていることが、中学生の教科書への落書きと変わらない。三つ子の魂百まで。栴檀は双葉より芳し、ドクダミは双葉より臭し。んがぐぐ。シィマセン。

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「今日の嘘八百」


嘘八百 明日から嘘はつきません。


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