四足歩行のロボットの映像である。
力いっぱい蹴られたりして、ちょっと哀れなのだが、それでもけなげに歩くのである。
http://video.google.com/videoplay?docid=-5100580534873262954&hl=en
BigDog: the robotic mule
あたしゃ、また、最初は向かい合ったふたりが芝居の馬でもやっているのかと思いましたよ。
このロボット、いい。どこがいいのかうまく説明できないけれども、いい。
産業用ロボットは別として、日本のロボットは、ASIMO以降、妙に可愛くなってしまった。
アトムやドラえもんの影響なのだろうか、「人間のおともだち」調のデザインや見せ方が多くて、辟易する。
人間は人間なんだから、人間を友達にするか、せいぜい犬猫を相手にしてればいいじゃないか、と思う。
ロボットはロボットなんだから、本当は、人間も、犬猫もやらないことを考えてみたほうが面白いはずだ。
かといって、超合金メカみたいなロボットも、子供っぽくて好きになれない。
その点、このBigDog、人間に媚びていないところがいい。
しかも、水飲み場に向かうとか、餌場に行くとか、目的があるようでもなく、ただただエッホエッホと歩いている。
そのエッホエッホ具合が素敵だ。
いや、たぶん、工学的には何か研究目的があるんだろう。ここからさらに、もっとスマートな形態に進化するのかもしれない。
個人的な希望だが、BigDogには、進化しても、人間に媚びないままでいてもらいたい。
消費社会ということなのか、世の中、どうも「可愛いでしょ、可愛いでしょ」とスリスリ寄ってくるものが多くて、いけない。
寄らば斬る、と思う。
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嘘四百二十六 「いい大人が」という言葉は死語になりつつある。